徒然日記
5月1日 その2077『逢坂誠二の徒然日記』
寝ている布団の肩口が冷たく、
寒さで目が覚める。
日の出前の函館は、
ごく弱い雨で道路が濡れている。
5月に入ったというのに、
函館の最高気温は二桁に届かない見込み。
道内の一部では、氷点下のところもあるようだが、
農作業の大幅な遅れが懸念される。
1)オープン・ミーティング
昨夜、北斗市で29回目のオープンミーティングを開催した。
今回は有志の皆さんから開催の希望があり、
昨年の選挙後、初の開催となった。
昨日は、立憲主義の基本、
さらにTPPについて話をさせて頂いた。
(原子力の話もする予定だったが時間切れとなった。)
終了後には、希望者と酒を交えて懇親会も実施した。
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参加者の皆さんからは、
憲法と法律の違いが良く分かったとか、
はじめて憲法の役割が理解できたなどの話があった。
TPPに対する不安は相変わらずだが、
TPPは農業だけの問題ではないことが分かったとの声もあった。
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29回目のオープン・ミーティングを皮切りに、
今後も定期的に皆さんとのコミュニケーションを
継続することとしている。
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昨日の日記で、
朝日新聞の憲法に関する記事を紹介したが、
うまく見られないとの声があったので、
改めてリンクを貼っておく。
朝日新聞4月28日ニュー
スの本棚のリンク
2)NPO法人
昨朝は、市内のNPO法人の職員研修で、
一般の会社とNPOとの違いなどについて
話をさせて頂いた。
話が上手く伝わったかどうか悩ましいところもあるが、
私自身の話し方もさらに工夫しなければならない。
3)原子力政策
昨朝の北海道新聞に
民主党の原子力ゼロに対する、
記事が掲載された。
当時の菅総理のインタビューや、
私の声などが掲載された。
大間への枝野大臣の対応について、
事実上容認となったことに対し、
「政治的にゼロ」の対応と指摘した。
大間原発の建設許可を取り消すことは法律的にできないが、
事実上容認するまで、踏み込むのは発言をするのは、
政治的に理解は得られない。
どんなに法的、政策的に正しいことであっても、
政治的に国民に理解されなければ、
それは意味を成さない。
逆に政治的に理解されることであれば、
法的、政策的に必ずしも整合性がとれなくとも、
その判断が受け入れられることもある。
法的、政策的な正しさだけでは、
政治は動かないことを理解しなければならない。
北海道新聞4月30日の記
事へのリンク
今朝は、函館駅前、五稜郭駅前、
本町交差点で街宣を行う。
その後、市内などを挨拶に回り、
夜は、松前、木古内のメーデーに参加する。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・5・1 Seiji Ohsaka
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北海道新聞記事にうまく飛べない(エバーノートのサインインを要求される)ので、
このエントリについてだけお話させていただきます。
>逆に政治的に理解されることであれば、
>法的、政策的に必ずしも整合性がとれなくとも、
>その判断が受け入れられることもある。
例えば浜岡停止要請などはそのケースにあたると思います。
しかし、この件をきっかけに菅降ろしは激化し、
それから3ヶ月で菅さんは退陣を余儀なくされました。
少なからぬ国民が彼の判断を支持したはずですが、十分ではありませんでした。
そして、野田政権になって経産相に就任した鉢呂さんは、どうなったでしょうか。
枝野さんは、鉢呂路線からずいぶん後退した方針を採りました。
しかし、経産省前テント広場を事実上黙認し、
あれこれ言を左右にしながら立地自治体や財界からの圧力をのらりくらりとかわし続け、
一時的には稼動ゼロを実現しました。
その後、古川さんや脱原発志向の役人さん達が、
各方面から非難を浴び、妨害されながらようやく2030年案をまとめあげる過程でも、
枝野さんが陰に日向に彼らを援護したことはご存知でしょう。
彼らは周囲の反応を伺いながら、慎重に一歩ずつ進めてきたのではないでしょうか。
もしも、法的、政策的に整合をとらずに進めた挙句、その判断が受け入れられなかったりしたら、
全てが台無しになっていたと思いませんか?
この間、大飯の再稼動や小沢グループの離反などいろいろある中で、
デモ隊に自宅に押しかけられたり遺影を掲げられたりと、
脱原発を標榜する人達の間での枝野さんの評判は散々でした。
もちろん、政治は結果責任です。
しかし、それを言うなら、逢坂さんはその間何をしていたのでしょうか。
大間の容認発言のあった9月、財界からの攻撃は熾烈を極め、
野田政権は脱原発プランをトーンダウンせざるを得ませんでした。
民主党の支持率も低下の一途をたどりました。
大間容認発言は、そんな時期にあってギリギリの線で踏みとどまったものだと、私は思います。
民主党は、党全体としては原発推進の立場の人達も少なくありませんよね。
菅さんの時もそうでしたが、前門の虎・後門の狼といった状況の中で彼らが四苦八苦していた、
ちょうどその期間に逢坂さんが務めていた、副幹事長・総括副幹事長というのは、
いったい何をする役目だったのでしょうか。
同僚議員についても批判すべきは批判する、馴合わない、熟議を重ねる、
そういうところは民主党にしかない魅力です。
逢坂さんに代表されるような真面目な議員の多いところも民主ならではです。
こういうケレン味のない本格派なところを、これからも失わないで欲しいのですが、
>法的、政策的な正しさだけでは、
>政治は動かないことを理解しなければならない。
これはむしろ枝野さんのような妥協派よりは、一部の泥をかぶりたがらない人達にお願いしたいです。