徒然日記
4月30日 その2076『逢坂誠二の徒然日記』
天気予報通り函館は夜半過ぎから雨になっ
た。
午前5時過ぎの今も弱い雨が続き、
午前中一杯、上がる見込みはないようだ。
昨日は青空の広がる春爛漫の一日だったが、
今日は冷たい雨の降る、寒い日となる。
今の気温は6度。
日中も10度までしか上がらない。
1)共同声明
昨夜、安倍総理とプーチン大統領が会談した。
====
共同宣言の骨子
・
首脳の定期的な相互訪問を含むコンタクト強化
・
平和条約問題の解決策作成へ交渉の加速化を指示
・
外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の立ち上げ
・
石油・ガス分野のエネルギー協力の拡大
・
核兵器・弾道ミサイル製造を放棄しない北朝鮮を非難
====
北方領土問題に関し、
安倍総理は、
経済協力の成果を重ねることで
交渉が加速ことを期待しているようだ。
ただし、双方の立場の隔たりが大きい。
ロシアの思いは、経済と安保。
日本の思いは、経済と領土。
こんな感じだろうが、
経済の具体性はあるが、
領土問題の具体性はない。
ロシアは安保問題で日露が接近し、
中国の軍事力増強などへの抑止にしたいのかもしれないが、
日中、日朝関係を思うと慎重さが必要だろう。
====
昨夜の会談を見て私は、
少し話し難い、
いくつかの違和感を感じている。
・
こうした会談は、事前に相当な根回しがあるが、
いつからどの程度そうしたことが行われの見えない
(今は、書き難いことだが、どうもこの点、気になっている)
・
日本側の経済関係者も多数出席しているが、
経済と政治外交が一体化し過ぎると、
外交の自由度を失う可能性があること
====
いずれにしても、色々なことを感じた会談だった。
2)原田先生
昨日、北海道薬剤会の東洋会長が、
藍綬褒章を受章したことに言及したが、
それに加えてなんと嬉しいニュースが…。
地元の函館薬剤師会でお世話になっている原田利直先生が、
瑞宝双光章を受章されたのだ。
学校薬剤師としての功績による学校保健功労だ。
http://www.evernote.com/shard/s54/sh/00e4c9aa-e6aa-48a4-8975-5f6133ce6323/a29f216bf45d22dd03e9973ca447e22a
今年の春の受章者には、
私の知り合いが多く、何とも嬉しい。
3)戦車
私は、自衛隊の皆さんの日ごろからの頑張り、活躍に
大きな感謝と尊敬の念を抱いている。
ニセコ町長時代も、様々な面でお世話になった。
東日本大震災での物凄い活躍は、多くの人に記憶に新しい。
====
ところで安倍総理が、
イベントで、迷彩ジャケットとヘルメットを着用して、
戦車に乗る写真が公開された。
あれは総理が行うべきことだったのだろうか。
確かに総理は、
自衛隊に対する最高指揮監督権を持っている。
だから戦車に乗ろうと大したことではないと、
感ずる方もいるかもしれない。
しかしあの写真から、どんな印象を受けるだろうか。
日本人の中にも、さらに海外の皆さんの中も、
不快感を覚える方が多いのではないか。
最高指揮権を持っているがゆえに、
総理には慎重な行動が求められる。
慎重さを欠いた総理の行動を見ていると、
トップリーダとしての本質的な資質に問題を感じてしまう。
3)憲法観
28日の朝日新聞書評欄「ニュースの本棚」を、
是非、多くの方に読んで頂きたい。
記事の冒頭は次のように始まる。
== 以下、抜粋引用 ==
自民党が昨年4月に発表した改正草案は
国家と国民の関係を根本的に変えようとしている。
ジョン・ロック以来の立憲主義思想は、
国家は諸個人が自由を守るために設立した
人為的な存在にすぎず、
その国家を憲法によって縛ろうとするものだ(『完訳 統治二論』)。
しかし、改正草案は、
固有の歴史や伝統を有する 「日本」を強調し、
国民はそうした「日本」を守り支える存在と位置づけられている。
国家が主役で国民は脇役である。
== 以上、引用終了 ==
この書評を書いたのは、一橋大学の阪口先生だ。
記事のURLを貼りつけるので、是非、読んでもらいたい。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201304270542.html
今日は、朝から市内のNPO法人で講演、
日中は市内回り、
夜は北斗市でオープンミーティング(29回目)が開催される。
さあ今日も、しっかりと前進します。
=============
2013・4・30 Seiji Ohsaka
=============
マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/