徒然日記

「与党でなければ予算が取れない」発言に終止符を 【26年10月15日 『逢坂誠二の徒然日記』8686回】

昨夜、「歩く歩き聞く聞くLive!」終了後、即、布団に入りました。いつもより早い就寝です。ところが小型ミサイルで攻撃される夢を見ました。場所はどこか分かりませんが、上空を飛びかうミサイルが、無差別に住民の近くに着弾します。建物も破壊されます。私も逃げ回ってやっと家に辿り着いたのですが、今もいつ破壊されるか分かりません。こんな夢を見たのは初めてですが、結局、午前1時過ぎに目を覚まし、その後は眠ることができませんでした。

1)「与党でなければ予算が取れない」発言に終止符を
昨夜、簗大臣が辞任しました。簗大臣の問題は、大臣を辞任すれば一件落着というものではありません。

まず、高市総理が今回の簗大臣の発言について、何を問題だと考えているのか、明確にする必要があります。
単に「不適切」「ダサい」という感覚的な言葉で済ませるのではなく、何が、なぜ問題なのかを具体的に説明してもらわなければなりません。
ここが今回の議論の出発点です。

私が特に問題にしているのは、選挙の際などに、
「与党を応援すれば予算が増える」
「与党を応援しなければ予算が減る」
といった発言が行われることです。

私はニセコ町長時代から、選挙での応援や選挙結果と、国の予算配分が結びついているかのように語られる場面に、何度も遭遇してきました。
自治体の首長にとって、国からの交付税や補助金は住民の暮らしに直結します。
だからこそ、「与党を応援しなければ予算が減るかもしれない」と言われれば、首長も有権者も不安になります。

実際に予算を増減させたかどうかとは別に、公金による利益や不利益を示唆して、政治的な支持を求めること自体が問題なのです。
それは、有権者の自由な政治的判断に影響を与えかねず、選挙の自由や公正さにも関わります。

公金は、政治家や政党のものではありません。国民のものです。公平、公正、かつ明確なルールのもとで予算が配分され執行されなければなりません。
今回の問題を通じて、この当たり前の原則を改めて確認しなければなりません。

総理に確認すべきことは以下です。

第一に、簗大臣の発言の何が問題なのか。
事実と異なる発言をしたことだけが問題なのでしょうか。それとも、選挙での支持・不支持と国の予算配分を結びつけて語り、自治体や有権者に圧力を与えかねないこと自体が問題なのでしょうか。

第二に、政治的支持と予算配分の関係です。
与党議員がいるかいないか、選挙で誰が当選したか、首長や住民がどの政党や候補者を支持したか。こうした事情は、国の予算配分の判断材料にはならない。この原則を総理に明言してもらう必要があります。

第三に、選挙での発言の問題です。
「与党を支持すれば予算が増える」「支持しなければ予算が減る」という発言は、実際に予算を増減させたかどうかにかかわらず、有権者の自由な政治的判断に影響を与えかねません。
総理は、こうした発言が適切ではないと明言できるでしょうか。

第四に、予算編成過程全体の公平性です。
最終的な予算配分だけでなく、予算要求、事業採択、補助金や交付金の配分など、すべての段階で政治的な支持・不支持による有利・不利があってはなりません。
また、与党議員からの要望も野党議員からの要望も、党派によって差別されることがあってはなりません。

第五に、政府としての実態調査と再発防止です。
今回の問題が簗大臣だけのことなのか。他の選挙区や省庁でも、政治的な支持・不支持を理由に予算配分への働きかけが行われていないのか。
政府として実態を確認し、予算配分の透明性を高める必要があります。
そして、今後の選挙で同じような発言が繰り返されないよう、政府として予算配分の原則を明確に示すべきです。

私が目指しているのは、簗大臣個人の責任を追及することだけではありません。
長年、選挙のたびに語られてきた「与党議員でなければ予算が取れない」という言葉に、終止符を打つことです。
そのためには、総理が国会で原則を明言するだけでなく、その原則が実際の行政運営で守られていることを確認できる仕組みが必要です。
必要だから予算をつけるのであって、与党だから予算をつけるのではない。
与党であれ野党であれ、誰が政権を担っても、この原則は変わりません。
公金は政治家のものではありません。
国民のものです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年10月15日 その6989『逢坂誠二の徒然日記』8686回】

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