徒然日記
生ジャガイモの輸入に反対 【26年9月25日 『逢坂誠二の徒然日記』8666回】
十五夜とは、旧暦8月15日の夜のこと。この夜に見える月を「中秋の名月」と呼び、古くから月を愛でる習慣が続いてきました。
一方、満月は、太陽・地球・月の位置関係によって、月がまん丸に見える状態のことです。
つまり、十五夜は「暦の日付」、満月は「月の状態」。
そのため、中秋の名月と満月の日が、必ずしも同じになるとは限らないのです。
1)生ジャガイモの輸入に反対
政治の役割は、究極的には国民の命と暮らしを守ることです。
そのための重要な仕事の一つが、国民の食料を確保することです。
しかし現在、日本の食料自給率は、カロリーベースで37%。食料の多くを海外に頼っています。
しかも今、円安によって、海外から同じ量の食料を買うにも、以前より多くのお金が必要になっています。
世界に目を向ければ、すべての国との関係が安定しているわけではありません。戦争や紛争も後を絶たず、異常気象などによって、世界の食料生産が不安定になる可能性もあります。
こうした中、日本国内で食料を生産する力を高め、食料自給率を引き上げることは、政治が取り組むべき大きな柱です。
高市総理も、施政方針演説で「食料自給率の向上を実現します」と明言しています。2月の総選挙の際にも、「食料自給率100%を目指す」と発言しています。
これは大切な方針です。
問題は、それを具体的な政策にどう結びつけるかです。
農地を守る。
農業を続けられる所得を確保する。
農業を担う人を育てる。
肥料や飼料、種子など、海外への依存度が高い生産資材についても考える。
そして、国内で生産できる農産物は、できる限り国内で生産する。
食料自給率を上げるとは、単に数字を上げることではありません。
いざという時にも、国民が食べるものに困らない国をつくることです。
食料をつくる力を守ることは、国民の命と暮らしを守ることそのものです。
ところが今、政府は、アメリカ産生ジャガイモの輸入解禁要請を受け、検疫協議を進めています。
私は、この問題を非常に懸念しています。
ジャガイモは、国内自給率が約7割という、自給率の高い農産物です。その生産基盤を弱めるようなことがあってはなりません。
懸念の一つは、価格への影響です。
安価なアメリカ産ジャガイモの輸入が増えれば、国内産ジャガイモの価格や需要に影響し、国内生産が縮小する可能性があります。
もう一つは、病害虫の問題です。
ジャガイモは病害虫の影響を受けやすい作物です。特にジャガイモシストセンチュウなどが侵入・まん延すれば、その地域のジャガイモ生産に長期間にわたって深刻な影響を及ぼすおそれがあります。
私は、その怖さを実際に経験しています。
32年前、私がニセコ町長に就任する直前、ニセコ町の種イモ圃場でジャガイモシストセンチュウが確認されました。
その影響もあり、ニセコ町では最終的に種イモ栽培を断念せざるを得ませんでした。
一度、生産基盤が失われれば、それを取り戻すのは容易ではありません。
もちろん、WTO・SPS協定など国際的なルールのもとで、アメリカから輸入解禁の要請があれば、科学的根拠に基づいて協議する必要があります。
しかし、「協議すること」と「輸入を解禁すること」は、まったく別の問題です。
政府が本当に食料自給率の向上を目指すのであれば、国内で十分に生産できる農産物について、その生産基盤を弱めることがないよう、慎重に判断しなければなりません。
日本の食料自給率を高める。
国内の農業を守る。
そして、将来にわたって国民の食料を確保する。
これこそ、今の日本政治が進むべき方向です。
私は、日本のジャガイモ生産を守るため、アメリカ産生ジャガイモの輸入解禁に反対します。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年9月25日 その6969『逢坂誠二の徒然日記』8666回】
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