徒然日記

武器輸出を考える その3【26年2月25日 『逢坂誠二の徒然日記』8454回】

今日は、選挙後の挨拶のため管内を歩く予定でした。しかし東京事務所の閉鎖に伴い、東京から送った大量の荷物が函館に届いたためその整理に充てることにしました。選挙後の残務整理はまだ続きます。

1)武器輸出を考える その3
高市総理がやりたがっている、武器輸出の5類型を見直さず、輸出範囲を拡大しないとしたら、何が起きるのか。そんなことを考えています。

まず、直ちに日本の安全が損なわれるわけではないでしょう。日米同盟は維持され、自衛隊の能力が急に低下するわけでもありません。むしろ、日本はこれまで通り、軍事的関与を抑制する国としての立場を保つことになります。戦後築いてきた「平和国家」という姿は、大きくは変わらないでしょう。

一方で、課題も残ります。防衛産業は国内需要だけでは規模が限られ、企業の撤退や技術の空洞化が進む懸念があります。装備品の部品供給や整備体制に影響が出る可能性もあります。輸出を拡大しない以上、産業基盤をどう支えるのか、別の政策的工夫が必要になります。

また、国際共同開発の場面では制約が生じるでしょう。第三国輸出を前提とする枠組みに参加するには、日本独自の制限が足かせになる可能性があります。役割や負担のあり方を改めて交渉し直す局面も出てくるかもしれません。

しかし同時に、近隣諸国との無用な緊張を高めることは避けられます。武器移転が原因で日本が紛争の一端を担うと見なされるリスクも抑えられるでしょう。

拡大しないという選択は、何もしないことではありません。軍事的役割の拡張よりも、自己制約を優先するという明確な意思表示です。その代わりに、外交を強め、産業政策を練り直し、同盟の中での役割分担を丁寧に設計する努力が求められます。

結局のところ、何を優先するのかという国家の選択です。拡大するか否か。その判断の背後には、日本がどのような国であり続けたいのかという問いが横たわっているのです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年2月25日 その6757『逢坂誠二の徒然日記』8454回】
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