徒然日記
スルメイカTACの誤解【26年2月1日 『逢坂誠二の徒然日記』8431回】
最近、スルメイカTACを巡って、少し気になる言説を目にすることが増えています。
「昨年秋、政治家が期中改訂を実現した」
「政治の力で漁獲可能量を増やした」
そうした表現です。
しかし、事実はそう単純ではありません。
まず、期中改訂は、昨年2月の段階で、資源量などに変化があれば期中に見直しができるルールへ、すでに変更されていました。昨年秋の対応は、その仕組みの中で行われたものであり、誰かが新たに制度を作り出したわけではありません。
また、漁獲可能量、いわゆるTACの総量は、政治家が交渉で増やす性質のものではありません。研究機関による科学的な資源評価と推計を踏まえて算出されるものであり、政治の判断で動かしたかのような言い方は、制度そのものへの信頼を損ねかねません。
昨年のTACを巡る実際の焦点は科学的に総量が増えることかどうかと同時に、別のところにありました。
「沖底」「大中型」「小型」、そして「北海道」「富山」など、区分間の調整と配分のあり方です。限られた総量を、現場の実態に即してどう配分するか。そこにこそ、最も難しい調整がありました。
私が水産庁に幾つかの考え方を提案し、協議を重ねたのも、まさにこの区分間調整と配分方式についてです。
だからこそ、「期中改訂を実現した」「漁獲可能量を増やした」といった政治家の発言には、強い違和感を覚えます。事実関係を単純化し、制度の本質や現場の努力を見えにくくしてしまう、明らかなミスリードだと感じています。
水産資源管理は、科学的知見と現場の実情、そして制度の積み重ねの上に成り立っています。政治は、その間に立ち、現実に即した調整を丁寧に行う役割を果たすべきです。
派手に成果を誇るよりも、誤解を生まない正確な説明を重ねることこそ、今、求められていると改めて感じています。
これからも資源管理と浜の経済の両立を目指して参ります。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年2月1日 その6734『逢坂誠二の徒然日記』8431回】
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