徒然日記
カール・レイモンさん【25年12月22日 『逢坂誠二の徒然日記』8391回】
日中は晴れ、2度程度までしか上がりません。今日は冬至です。
1)カール・レイモンさん
カール・レイモンさんのことを、ご存じの方も多いと思います。
彼は1894年生まれのドイツ人。1919年に初来日し、1925年、函館でハム・ソーセージ店を創業しました。
レイモンさんは、ドイツ伝統の製法に強いこだわりを持ち、本場の味を日本に根付かせるため、生涯をかけてハム・ソーセージ作りに取り組みました。製造の第一線に立ち続けたのは1983年まで。その姿勢と情熱から「胃袋の宣教師」とも呼ばれています。現在も、その精神と製法は日本ハムに引き継がれ、函館でハム・ソーセージ作りが続けられています。
今年は、1925年の創業から100年という大きな節目の年です。昨日、函館市内の書店でこの100周年を記念する小さな展示に、偶然出会いました。脇に並んでいた植松三十里さんの『レイモンさん 函館ソーセージマイスター』(集英社文庫、2020年)を購入しました。
今から50年近く前、大学生だった私は、レイモンさんに会うため函館を訪ねたことがあります。本物のハム・ソーセージ造りに徹する凄い人がいると知り、どうしてもその人を自分の目で見たかったのです。特別な約束があったわけではありません。ただ、レイモンさんの存在そのものに触れたかった。その一心でした。
そんな経緯もあり、レイモンさんには今も特別な思い入れがあります。1983年に製造の一線から退かれたと知ったときは、率直に残念でしたが、いまなおその味を堪能できることを、心から嬉しく思います。
函館の食文化、そして日独交流の歴史を語るうえで、レイモンさんの存在は欠かせません。伝統を守りながら受け継がれてきた営みが、今日も地域に息づいていることは、前向きの希望を感じさせてくれます。
植松さんの本を開くのが、楽しみです。
【25年12月22日 その6694『逢坂誠二の徒然日記』8391回】
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