徒然日記

金継ぎ【25年12月17日 『逢坂誠二の徒然日記』8386回】

午前5時の都内、今日も雲の少ない朝です。気温は4度程度。西には金星が見えます。日中も晴れ、14度程度の見込みです。

1)金継ぎ
昨日、「修理よりも新品」に言及したところ、多くのご意見を頂きました。皆さん、やはり「何かおかしい」と感じておられることが、よく伝わってきました。ただ一方で、修理が社会の主流にならない現実も浮き彫りになりました。

かつて私の家では食料品販売のかたわら、鍋や釜、さらには傘の修繕も行っていました。特に多く持ち込まれたのは傘です。骨の折れた傘も、専用の「三つ爪」「四つ爪」と呼ばれる補修用金具を使えば、比較的簡単に直すことができました。布が破れれば縫い直します。穴の開いた鍋や釜も、当たり前のように修理をして、長く使い続けていました。物は直して使うもの、という感覚が生活の中にありました。

先日、我が家でも割れてしまった陶器を金継ぎで修繕しました。仕上がりは予想以上で、壊れる前よりもむしろ価値が増したように感じています。
金継ぎとは、割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着し、金粉などを施して修復する、日本に古くから伝わる技法です。傷や欠けを「なかったこと」にするのではなく、その痕跡を受け入れ、むしろ美しさとして生かす考え方です。

便利さや効率を優先する時代だからこそ、直して使うことの意味、物と長く付き合う感覚を、もう一度見直しても良いのではないか。そんなことを、改めて考えています。

モノに限らず色々と壊れたものをどう修復するか、熟考が必要です。

【25年12月17日 その6689『逢坂誠二の徒然日記』8386回】

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