徒然日記

黄川田さんは大臣の任にあらず【25年11月10日 『逢坂誠二の徒然日記』8349回】

午前4時の函館、空全体に雲が広がっています。木々の枝が揺れない程度の弱い風が吹いています。朝の気温は6度程度です。日中は多少雲が切れるようですが、時折、雨が降るかもしれません。予想最高気温は10度程度です。

1)黄川田さんは大臣の任にあらず
「一番やっぱり外国に近い」――。
この一言は、何気ない地理的な印象の表現に聞こえるかもしれません。
しかし、北方領土を真正面に望む納沙布岬で、国務大臣が『外国に近い』と発言したことの重さを、軽んじるわけにはいきません。

北方領土は、日本固有の領土です。
あの海の向こうは「外国」ではなく、戦後奪われたままの日本の領土である――それが日本政府の公式な立場です。
その立場を担うはずの北方担当大臣自らが「外国に近い」と述べたことは、政府の姿勢を自ら曖昧にし、国内外に誤った印象を与える極めて不適切な発言です。

さらに、元島民や返還運動に尽くしてきた方々にとって、この言葉は単なる言い間違いでは済まされません。
80年近くもの間、故郷への思いを胸に生きてこられた人々の心を踏みにじる発言であり、政治の言葉として著しく軽率です。

「誤解を与えた」と釈明しても、問題の本質は「誤解」ではありません。
それは、領土主権に対する認識の浅さと、国家を代表する者としての緊張感の欠如にあります。
北方領土問題の担当閣僚である以上、発言の一つひとつが外交的メッセージであることを、常に自覚すべきです。
黄川田大臣の今回の発言は、大臣としての資格を欠くことを明確に示したものと言わざるを得ません。

【25年11月10日 その6652『逢坂誠二の徒然日記』8349回】
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