徒然日記
通常国会終了(逢坂誠二の徒然日記)
午前3時30分の都内、多少強めの雨が降っています。気温25度程度です。日中も雨か曇り、予想最高気温は29度です。今日は新月です。昨日は、一旦、帰函し、午後に再度上京し都内で仕事。今日は、早朝の新幹線で新潟に向かい、午後は帰京。夜は函館の予定です。あちらこちら動き回っていますが、参院選挙に向けて全力投球です。
イスラエルとイランが停戦に合意しました。さらに大規模な戦闘に発展せず安堵する一方、今回の両国及びアメリカの対応は課題山積です。力による和平が様々な禍根を生み出しています。
1)通常国会終了
6月22日、衆議院で与野党が逆転してから初めての通常国会が閉会しました。
今回の国会では、与野党が拮抗する中で、高額療養費の自己負担増の見直しや基礎年金の底上げを含む年金制度の改革、水田政策の見直しの着手、党首討論の毎月開催など、これまでにない成果がありました。一方で、「政治とカネ」の問題は依然として手付かずのまま、物価高騰への対策も進まず、選択的夫婦別姓法案や再審法改正法案も審議未了のまま棚上げとなっています。
今回は、特に三つの大きな課題について言及します。
【1.物価高対策の不在】
石破総理は当初、給付も減税も行わないと明言し、国民の暮らしに直接届く対策を一切打ち出しませんでした。地元を歩く中でも、「暮らしていけない」との切実な声が多く寄せられています。都議選でも、物価高に対する強い不満が数多く聞かれました。
それにもかかわらず、石破内閣はガソリン税の引き下げにも踏み切らず、実質的に何の対策も行っていません。ところが、参院選が近づいた今になって、急に2万円の現金給付を打ち出しました。これは選挙目当ての対症療法に過ぎず、焼け石に水です。
私たちは、次のような段階的かつ持続的な対策を提案しています:
*ガソリン税の引き下げ
*「食卓応援給付金」の早期実施
*食料品の消費税ゼロ(最大2年間)
*中低所得者が払い過ぎた税還付制度の恒久化
これらを組み合わせて実施することで、実効性ある物価高対策としたいと考えています。
【2.農政の混乱と対策の欠如】
農政も大きく混乱しています。水田活用の直接支払い交付金の見直しによる影響に加え、コメ価格の急騰で農業の将来が不透明になっています。農家の経営が成り立たなくなれば、営農の継続は困難になります。食料の安定供給と価格の納得感を両立させるには、農業支援と物価対策の連動が不可欠です。
具体的には、農地と食料を守るための支払い制度を確立すること、また漁業についても、環境変化に対応するために「積立ぷらす」など漁業共済制度の補償内容の拡充が急務です。
【3.再審法改正と長期政権の弊害】
私は今国会で、えん罪救済を目的とした再審法の改正に力を注いできました。自民党を含め、法案内容に反対する政党は存在せず、超党派議員で構成される議員連盟によって改正案を取りまとめ、国会に提出する段階まで至りました。
ところが、自民党はこの改正案に提出者として名を連ねず、党内での議論も行いませんでした。背景には、法務省が再審法改正に否定的であることへの「忖度」があると見ています。これは、自民党と法務省との長年の癒着関係が影響していると考えざるを得ません。まさに長期政権の弊害が、今回の国会でも露わになったと言えるでしょう。
私は、次の参議院選挙でも勝利を目指し、国民の命と暮らし、そして道南地域を守るために、これからも全力で取り組んでまいります。
【25年6月25日 その6514『逢坂誠二の徒然日記』8211回】
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