徒然日記
ガソリン減税法案(逢坂誠二の徒然日記)
今日は、那覇市での朝です。午前5時の気温はすでに28度程度です。南国特有のゴロンゴロンとした大きな雲が地平線付近に浮かんでいますが、晴れの雰囲気です。予想最高気温は33度程度、日中も晴れの見込みです。
1)ガソリン減税法案
一昨日、衆議院でいわゆるガソリン減税法案の審議が行われ、委員会および本会議で採決されました。ガソリン税を引き下げること自体は、物価高が続く現下の情勢において、国民生活を支えるうえで極めて重要な政策であると私も考えています。
しかしながら、当日の委員会審議を通して、私はこの法案がわずか半日程度の質疑で採決に至る案件とは到底思えませんでした。今回の採決は委員長職権で決定されたとのことですが、仮に私が委員長であれば、採決には踏み切らなかったと考えます。どうしても採決が必要であるというならば、最低でももう1日の質疑を確保し、加えて参考人からの意見聴取も行うべきだったと強く感じています。
実際、与党による質問も、提案者側の答弁も、非常に粗く、法案の意図や影響についての理解が深まる内容とは言いがたいものでした。こうした状態で採決に至ることは、国会の役割と責任を軽視するものではないでしょうか。私が委員長であれば、与野党筆頭理事に対して質疑継続を提案し、日程と手続きが許す限り、参考人招致を含めた丁寧な議論の場を設定することを模索したと思います。
こうした拙速な採決の前例を、野党が自ら作ってしまったことは、本当に遺憾です。国会における審議のあり方を歪めかねない重大な問題であり、与野党ともに、もう少し冷静に、立法府としての自律と誇りを持って臨む必要があるのではないでしょうか。
一方で、自民党および政府の姿勢には強い疑念を抱かざるを得ません。
自民党は、日本維新の会および国民民主党とそれぞれ個別に、ガソリン税引き下げをめぐる政党間協議を進めていたと承知しています。特に国民民主党とは、昨年の段階で引き下げに合意していたはずです。にもかかわらず、昨日の自民党の発言からは、ガソリン税を巡る課題に対して、具体的な対応や誠実な取り組みの姿勢は一切感じられませんでした。これは極めて不誠実な態度と言わざるを得ません。
私には、維新と国民民主党が自民党に結果的に翻弄されたように映りました。公党間の協議とは、時に協力的でありながら、同時に鋭い駆け引きの場でもある――その現実をまざまざと見せつけられる思いです。
【25年6月22日 その6511『逢坂誠二の徒然日記』8208回】
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