徒然日記

骨太の方針(逢坂誠二の徒然日記)

【25年6月15日 『逢坂誠二の徒然日記』8201回】
午前4時の函館、空全体が明るく薄い雲が広がっていますが、東の地平線が赤くなっています。まだ太陽は出ていません。朝の気温は15度程度です。日中は曇りの予報ですが、雨の見込みはありません。予想最高気温は21度の見込みです。

1)骨太の方針
6月13日、「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太の方針2025)」が閣議決定されました。主なポイントは次のとおりです。

【経済・通商政策】
トランプ関税については、見直しを強く求め、粘り強く米国と交渉。同時に、関税による国内産業への影響を想定し、資金繰り支援などの対策を講じる。

【農業政策】
コメ価格の高騰に対しては、備蓄米などの流通を円滑化し、価格の安定化を図る。安定供給に向け、政策を見直すとともに、農地の集約化など構造改革を推進する。

【成長戦略と賃上げ】
減税よりも賃上げによる可処分所得の増加を重視し、成長型経済を目指す。
最低賃金については、2020年代中の全国平均1500円達成を目標とし、今後5年間で集中的な取り組みを実施。

【外国人との共生】
秩序ある共生社会の実現に向け、制度や運用の見直しを進める。
外国免許の日本免許への切替(外免切替)の審査を厳格化。
税や社会保険料の未納防止に向け、保険適用の在り方も含めて制度全体を検討。

【財政健全化と予算編成】
基礎的財政収支(PB)の黒字化は、2025年度単年での達成は困難との見方を示し、「2025年度から2026年度を通じて、できる限り早期の黒字化」を目指す方針に修正。
令和8年度予算編成にあたっては、物価や賃金の動向を社会保障費に反映。
医療・介護などの現場職種における賃上げが確実に行われるよう、的確な財政措置を講じる。

====

物価上昇を上回る賃上げを「成長の起点」と位置付けていますが、「最低賃金1500円」という高い目標がある一方で、地方中小企業の体力や業種別の格差を踏まえた具体策こそが政治が担うべき点ですが、そこは不十分です。また非正規や年金生活者の方々への配慮が不十分です

外国人との「秩序ある共生社会」を掲げる一方で、外免切替の厳格化や保険制度の制限強化は必要なことですが、共生の理念より管理の強化が先行しているように受け止められます。

コメの価格安定や農地集約化に触れていますが、構造的な生産・流通改革、特に価格形成メカニズムの見直しや中山間地支援の具体策に乏しく、農業政策の先行きが不透明です。

骨太の方針の、全てを読み切れておりませんが、今後少し丁寧に検証してみます。

【25年6月15日 その6504『逢坂誠二の徒然日記』8201回】
ohsaka.jp/support.html
go2senkyo.com/donate/agree/123556
#逢坂誠二 #おおさか誠二 #立憲民主党 #立憲 #立民 #政治家 #国会議員 #衆議院議員 #函館 #五稜郭
#骨太の方針

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です