徒然日記

倶知安町の無許可開発(逢坂誠二の徒然日記)

【25年6月13日 『逢坂誠二の徒然日記』8199回】
午前5時の都内、空全体に雲が広がっていますが、雨の雰囲気はありません。朝の気温は19度です。日中も雲が多めですが、雨にはなりません。予想最高気温は26度の見込みです。

1)倶知安町の無許可開発
倶知安町の羊蹄山麓で発覚した大規模な無許可開発について、北海道庁から聞き取りを行っております。

*違法伐採に関する現地調査と中止勧告
6月4日、北海道職員が現地に立ち入り調査を実施し、事前の許可なく行われた森林伐採の規模が、森林法で許可が必要とされる1ヘクタール以上に及んでいることを確認しました。北海道は、これを森林法に違反する状態であると判断しました。
翌6月5日には、北海道が事業者に対し、伐採作業の即時中止を勧告し、あわせて復旧工事計画書の提出を指示しました。これを受け、無許可の森林開発は現在停止しております。

*建築工事の確認と手続き違反への対応
同開発現場では、鉄筋コンクリート造2階建ての建物2棟が建設中であることが確認されましたが、そのうち1棟については建築基準法に基づく確認申請が提出されておらず、手続き上の違反が判明しています。もう1棟については現在審査中との報告を受けております。

*関連法令違反の可能性と調査の継続
北海道は、今回の開発行為が森林法のみならず、都市計画法等の他の法令にも違反している可能性があるとみて、引き続き調査を進めています。開発区域や手続きの内容が関係法令に照らして適正であるかどうかを確認中であり、確認が終わるまでの間、関係者に対して工事の中止を指示しております。

北海道庁は、今回の無許可開発に対し、現地調査の実施、工事停止の勧告、復旧計画の提出指示などの措置を講じている最中です。

私自身もニセコ町職員時代に開発行為の担当をしておりました。その際、1ヘクタールを僅かに下回る開発は特に注意が必要であると認識しておりました。中には、役所との協議を避けるために、意図的に開発規模を1ヘクタール未満に抑えて計画を進める例や、最初から1ヘクタールを超える開発を行う意図を持った悪質な事例も見受けられました。こうした経験を踏まえ、今後も北海道庁や地元の大築紅葉衆議とも連携しつつ対応して参ります。
【25年6月13日 その6502『逢坂誠二の徒然日記』8199回】

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