徒然日記

竹田とし子さんを偲んで(逢坂誠二の徒然日記)

【25年6月2日 『逢坂誠二の徒然日記』8188回】
午前4時の函館は、空全体に雲が広がり多少風があります。木の葉が揺れています。朝の気温は11度程度。日中は晴れ間が広がりますが、夕方から雲が多くなるようです。予想最高気温は19度です。

1)竹田とし子さんを偲んで
大間原発訴訟の会代表として、長年にわたり大間原発を止めるための運動の先頭に立ってこられた竹田とし子さんが、2月28日に突然逝去されました。その2日前、東京地裁の玄関ホールで竹田さんとお会いしたばかりでしたので、訃報を聞いたときは誤報ではないかと思ったほどでした。今改めて、深い悲しみと喪失感を覚えております。突然の旅立ちに、心から哀悼の意を表します。

竹田さんは、1986年のチェルノブイリ原発事故を契機に原発問題に向き合い、2006年には函館市で市民団体を立ち上げ、大間原発の建設差し止めを求めて法廷に立ち続けてこられました。ご自身も原告の一人として、6度にわたり意見陳述を行い、「私たちは実験台ではありません」と静かに、しかし力強く訴える姿に、私は幾度も胸を打たれました。

竹田さんは、温和な人柄と強い信念を併せ持った方でした。いつも周囲を気遣いながらも、「大間原発は大まちがい」と静かに語る姿勢は、多くの市民の共感と信頼を得ました。その穏やかな語り口の裏に、「断固やる」という揺るがぬ決意を秘めておられたと、仲間の皆さんも口を揃えています。

竹田さんの歩みは、草の根の力が社会を動かすことを証明するものであり、その活動は地域を越え、世代を越えて広がりました。訴訟の現場だけでなく、街頭に立ち、冷たい風の中でも声を上げ続ける姿は、私たちに大きな勇気を与えてくれました。

昨日、函館市内で偲ぶ会が執り行われました。私たちは改めて、竹田さんの遺志を受け継がねばならないと痛感しています。今と未来の市民の命と暮らしを守るというその信念は、これからの私たちの行動の指針です。私自身、国政の場で、核燃料サイクルからの撤退、原発ゼロ社会の実現に向けて、全力を尽くしてまいります。

竹田とし子さん、本当にありがとうございました。どうか、これからも私たちの歩みを見守っていてください。心からご冥福をお祈りいたします。

【25年6月2日 その6491『逢坂誠二の徒然日記』8188回】
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