徒然日記

石橋湛山とクラーク博士(逢坂誠二の徒然日記)

【24年11月29日 『逢坂誠二の徒然日記』8003回】
午前5時の都内、今朝も雲が少なく星が瞬いています。メガネをし忘れたため、どの星かは分からないのですが、幻想的に見えます。朝は6度程度、日中も晴れ17度になる見込みです。
1)石橋湛山とクラーク博士
「今日のわが国民の最大の欠点の一は、自主性の乏しいことである。政府その他自分以外の者の力に寄りかかることを考え、まずい事があると、罪をまた他の者に帰し、自分の責任を省みようとしない。クラーク博士はBe gentleman の一句によって、自主独立の精神を日本の青年のため鼓吹したのである。」

「また今日のわが国民の、もう一つの大いなる欠点は、抱くところの望みが小さく、他人の跡を追いかけて歩くことに満足し、率先自ら新天地を開拓する勇気の乏しいことである。クラーク博士はBoys be Ambitious! の語によって、日本の青年のため、志を大いにせよと教えた」

これは石橋湛山が晩年に書き残したものです。湛山は、甲府中学時代にクラーク博士の薫陶を受けた大島正健校長からBoys be Ambitious!の言葉を聞き、「自分もクラーク博士になりたい」と思ったそうです。

私もこのBoys be Ambitious!という言葉を子どもの頃から聞かされていました。PTA会費だったか何かのお金を学校に納める袋にも「ボーイズビーアンビシャス」と印字されていたように記憶しています。北海道だったので、特にクラーク博士の言葉を子どもに伝えようとしていたのかもしれません。

「自主性の乏しいこと」、「新天地を開拓する勇気の乏しいこと」、今の日本にも、湛山のこの指摘は耳の痛いことだと私は感じます。

少し前に、超党派の国会議員で、石破湛山の勉強会を立ち上げました。私もその一員です。この勉強会も識者を呼んで勉強するばかりではなく、自主的に大きな志を持って、新天地の開拓に乗り出さねばなりません。今、それをしなければ、日本は埋没の一途となります。

【24年11月29日 その6306『逢坂誠二の徒然日記』8003回】
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