徒然日記

自民党は金権政党/逢坂誠二 #7842

【24年6月21日 その6145『逢坂誠二の徒然日記』#7842】
午前4時の都内、雲が多めの朝です。気温21度。日中は弱い雨、23度の予報です。夜には晴れ間が広がる見込みです。今日は夏至です。

今日で事実上、国会が閉会となります。やっと地元活動が行えるようになりますが、7月7日までは蓮舫さんの応援にも力点を置きます。

1)自民党は金権政党
今回の裏金事件に対する自民党の対応を見て、本当に絶望的な気持ちになりました。

30年前のリクルート事件の際は、自民党内からも改革の声が上がりましたし、若手も大騒ぎしたと記憶しています。しかし今回は、党内からの声はなし、自浄作用は皆無です。自浄どころか、裏金をいかに合法的に維持するかにエネルギーを注いでいるようです。今後、自民党がどんなに良いことを言おうが、結局は金権政党なのです。

岸田総理は一昨日、「禁止、禁止、禁止と言うのは気持ちがいいかもしれないが、政治資金は民主主義を支える重要な要素だ。現実的に考える、責任ある姿勢が大事で、すべてを禁止して、現実を見ない案であってはならない」と発言しました。

企業団体献金も禁止、政治資金パーティーも禁止、政策活動費も禁止は無責任との指摘です。しかし、岸田さん、忘れてもらっては困ります。全てを禁止したわけではありません。

30年前、企業団体献金の廃止を前提にして、国民一人当たり年間250円の負担で、政党交付金が導入されたのです。政治に必要なお金は、透明性高く、国民の皆さんに負担してもらうことにしたのです。全てを禁止したわけではなく、30年前の議論に立ち返り、政党交付金を政治活動の基本資金とすべきなのです。

誰の入れ知恵かは、分かりませんが、禁止は無責任とは、過去を顧みないあまりにも不勉強な発言です。

やはりこの金権体質が、政策を歪めています。

自民党の金権体質と縁を切って、真に国民のための政策を実現しなければなりません。

教育や若者に投資をして高齢者も含むすべての皆さんに安心な社会をつくる、一次産業を維持し振興させる、情報公開を徹底し説明責任を全うする等、国民生活を最優先に自民党にできない政策を実施しなければなりません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.6.21===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    金権政党自民党、その通りですが、その成り立ちは、以下のようなものではないかと推察します。
    高校の友人が瀬戸内海のある小島で親子3代続く土建業を営んでおりました。村という自治体単位の
    地域独占企業にして、村で最大の企業。国の離島振興基金や県の島嶼を主体とした郡部に手厚い予算。
    そして、近隣の島嶼や地域の中心市との密接なつながり。こうして、4人の子どもを全国的にも名の
    ある歴史ある私立中高一貫進学校や県下有数の進学校へ入れ、4人全員、有名国立大学、有名私立大学
    を卒業。有名企業や官公庁に就職。

    こうしてみると、その友人は立派ですが、その原資は?そう、公共事業による利益です。公共事業に
    より、地域独占企業へ流れる公金が、次の世代の有能な人材を育てたわけです。公共事業の利益率は、
    民・民の取引による利益と比べると、2,3倍は多いと聞きます。もちろん、地域を代表する政治家
    たちへの気配り、献金は欠かせなかったはずです。当然の様に、自民党議員ばかりです。

    こうして、自民党地方議員や地方を地盤とする自民党国会議員たちは、日々、公共事業の誘致に
    熱心に取り組み、地元の土建業者たちは、先生たちに怠りなく「お礼」をし、その余波で地域にも
    お金が廻る仕組みが出来上がっていました。その流れを止めたのが、小泉内閣の三位一体改革であり、
    平成の大合併です。件の友人は三位一体改革は何とか凌ぎましたが、平成の大合併による島嶼予算の
    消滅、地方自治体からの公共事業の削減、周辺同業者との競争といった三重苦に見舞われ、会社を
    たたんで、今は埼玉のマンションで、大学のサークル活動以来のバードウォッチングの趣味を兼ねた
    大手旅行会社のフリーランス添乗員として、日々、楽しく仕事をしています。家族のため、気に染ま
    ない土建業を営むよりも、充実しているのではないかと想像しています。

    別段、個人的な話で逢坂さんの貴重な時間を邪魔する積りではありません。以下のような考察を
    お知らせしたく、上記の例を挙げてみました。よく考えてみると、自民党がつくり上げた土建国家
    ニッポンは、公金を日本の隅々、人体で言えば、抹消血管にまで潤沢に流す仕組みであったわけです。
    その結果、各地域の末端までお金が回り、枝廣順子さんの言うところの、お金が各地域の中を何回
    廻るかを示す「地域係数(乗数?)」が意外に大きく、少なくとも高度成長が終わるまでは、
    国土と民のために、大いに、いや最も役に立つ手段であったと言えるのではないでしょうか?
    GDPの拡大にも直結していたはずですね。国力の源泉であったとも言えるかもしれません。
    こうして、自民党は勢力を拡大し、長く政権を維持することが出来ていたのです。

    今やその役割は終えているはずですが、歴史の慣性とでも言うモノがあり、既に賞味期限が切れて
    居るはずの自民党が、今だに政権を保っています。それは何故か。意外に簡単な話だろうと思います。
    国土の隅々に名で公金を廻すための、新たな仕組みが出来ていないからです。国力の衰えも、その
    新たな仕組みがないからであると考えたりします。新たな仕組みをいち早く提唱し、実現に結び付け
    ることのできた政党が、次の政権を長く維持することになるものと思います。

    その仕組みの一端を考えてみると、一つは、地域分散型再生可能性エネルギーシステムの構築と維持管理。
    土建屋さんにも活躍の場がありますが、むしろ、従愛はサブコンと言われて下請けに甘んじていた機械・電気
    設備に関わり人々が維持管理も含めて活躍の場の主役を得ます。さらには、医療・福祉、そして、忘れて
    はいけないのが、教育。こうして、国民の努力の結晶である公金を国土と民の隅々にまで流し、各地で
    循環させる仕組みを提唱し、実現していく事こそ、人々から応援される支持される政党、政治家になる
    ための必要条件ではないかと思います。

    頑張って頂きたい。
    ―――――――――――――
    うらべ

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