徒然日記
憲法審は議論不十分/逢坂誠二 #7825
【24年6月4日 その6128『逢坂誠二の徒然日記』#7825】
午前4時、雲が少なく都内は晴れています。今の気温は15度程度。日中も晴れ、夕方にちょっと雨が降りそうですが、全体的に晴れ間の多い一日のようです。予想最高気温は26度程度です。
午前4時、雲が少なく都内は晴れています。今の気温は15度程度。日中も晴れ、夕方にちょっと雨が降りそうですが、全体的に晴れ間の多い一日のようです。予想最高気温は26度程度です。
それにしても昨朝の函館の街宣は、弱い雨と風もあり、寒さが身にしみました。
1)憲法審は議論不十分
今、衆院憲法審査会では、災害時に衆院議員任期を延長すべきとの議論が主流になっています。しかし、まだまだ議論すべき論点があります。例えば以下です。
*災害に強い選挙
*災害時の国会機能の維持
*参院緊急集会のあり方
緊急集会の最大期間は70日程度か
緊急集会は平時の制度か
緊急集会の立法事実に災害は含まれるか
緊急集会は二院の例外措置か
緊急集会の機能拡充はどの程度可能か
しかもどのような状態になった場合に、どの程度議員任期を延長するのか、それを誰が判断するのか等については、全く不確かです。
選挙ができない場合に、仮に衆院議員の任期を延長するにしても、議論が不十分なのは明らかです。もっと多角的、かつ丁寧な議論が必要です。
2)自動車不正
トヨタをはじめ自動車各社が、国による車両認証に関する不正が発覚しました。ダイハツの不正が明らかになった際に、ダイハツを強い立場で指導するかのような雰囲気を醸していたトヨタもこの体たらくです。トヨタだけではありません。マツダ、スズキ、ホンダもです。呆れるほかはありませんが、なぜこんなことは起こるのか、検査のあり方も含め、早急な検証が必要です。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.6.4===
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こんにちは。
車の「検査不正」なる言葉で大騒ぎのマスコミですが、その騒ぎ方に対し、
以前より、実際に技術的内容を見て報じているのか否か大いに怪しい、
と思いつつ見てましたが、やはり、報道姿勢とそれに乗って騒ぐ社会の
ほうに大いに問題がありますね。
『トヨタの不適切事案は「法規要件より厳しい」試験がほとんど
……そもそもの認証制度に課題はないの?
豊田会長が登壇で説明』
https://bestcarweb.jp/feature/column/884364
こうして、問題であるという声の方に問題があると指摘すると、
返って来る紋切り型の返答は、「決まりは決まり」という、
思考停止を正当化する妄言。
技術的中身を詳細に検討し、国の決めた基準の不備を合わせて検討し
なければならないと思います。それを等閑視して大騒ぎする姿、
私は、人々のこうした思考停止の姿を見ていると、とてもじゃないが、
この国の人々が適切な憲法論議などできるはずがない、と思って
しまいます。まったくことなる事柄の様でいて、実は、事は同じです。
例えば、「緊急事態」、「災害時」などなど、具体的な例を挙げて行けば
キリはなく、また、必ず漏れがあります。その漏れを悪用することで
亡国の臨時政府が出来る可能性は否定できません。具体例を挙げながら、
帰納的に内容の抽象化(100%漏れは無くなりませんが、可能な限り
漏れを無くする手段として必須です)を図ることが必要でしょう。
漏れがあると、例えば、国会に自ら火をつけて、緊急事態と騒いで時の
政権党が独裁を始めることなど、それほど難しい事ではないでしょう。
1930年代の欧州に、その例がありますね。
うらべ
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