徒然日記

7777回/逢坂誠二 #7778

【24年4月18日 その6081『逢坂誠二の徒然日記』#7778】
昨夜11時過ぎ、愛媛県沖合の豊後水道を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生しました。最大震度は愛媛県愛南町で6弱。被害の程度はまだよく分かっていませんが、夜明けとともに判明するものと思います。この地震で早速、頭をよぎるのは伊方原発のことですが、運転には影響がないとのことです。1月の能登半島地震を同様に原発のそばを震源とする地震です。地震被害に加えて、毎度、原発事故に怯えざるを得ない、これが日本の現実です。

昨日は、国会での仕事を終えてから、衆院長崎補欠選挙に立候補している山田勝彦さんの応援のため長崎入りし、夜遅い便で東京に戻っています。今朝の東京は雲が多く、気温は16度。午後から雨、20度との予報です。

1)7777回
この日記は、ニセコ町長時代から通算して、昨日で7777回の節目となりました。日記の開始は1997年です。あれから27年が経過しました。町長時代は1697回、国会に来てからは6080回、通算で7777回です。

この30年余りで日本社会は、多くのものを失ってしまいました。いわゆる失われた30年です。30年間、賃金が上がらないことなどは、多くの皆さんが認知することとなりました。

この30年の間に、本格的な少子化対策を講ずることができませんでした。過疎などが解消できなかったばかりか、少子化対策を怠っため、日本全体の人口が急激に減る局面に入ってしまいました。そのため地域の賑わいが失われ、地域そのものが消滅しかねない状態になっています。

15年前、私たちはこども手当の拡充を提案しました。その際に、自民党議員が「愚か者めが」「このくだらん選択をしたばか者ども」などと激しいやじを飛ばし、手当の拡充を批判しました。授業料の無償化もばら撒きと随分と酷いことを言われたものです。

早い段階から少子化対策を講ずるべきだったのですが、自民党は頓珍漢な批判を行い、自民党が政権に復帰しても、抜本対策に目を背けていました。15年前でも対策は遅かったと私は感じたにも関わらずです。少子化対策を行わなかった結果、今回の岸田政権の対策が仮に上手く進んだとしても、今後、100年以上、人口が減り続けるのは先日、指摘したとおりです。

政治の役割は、国民の命と暮らしを守ることです。そのために食料を確保することは、政治の大きな役割です。食料自給率が38%と低いことは、周知の事実です。

さらに深刻な問題があります。漁業者の平均年齢は60歳に近くなっています。農業者は、もっと深刻で、平均年齢が70歳に近いのです。林業は若返り傾向があるのですが、漁業、農業は将来の担い手が激減する見込みです。食料自給率が低いばかりではなく、食料確保の先行きは相当に厳しいのです。それに加えて円安です。

農業、漁業の後継者対策をキチンとやらなかった結果、食料を確保する力が低下しているのです。まさに失われた30年です。だからこそ、1次産業への抜本支援を行わなければなりません。

とにかく今の日本は、ありとあらゆる課題が待ったなしの状態です。それなのに自民党議員は裏金なの、そんな気持ちです。

政策を判断する基準が、将来を見据えたものではなかったのです。

「今だけ良ければ、自分だけ良ければ、金さえ儲かれば」、これが政策を判断する基準になっていたのです。そんなことは無いとの反論も聞こえそうですが、人口や食料の現状を見るとそう判断せざるを得ません。

働くみなさんの職を安定化させて、可処分所得を増やすこと。
所得補償などを通して、一次産業収入の予見可能性を高めること。

こうした対策が必須です。裏金などにうつつを抜かしている場合ではありません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.18===
逢坂誠二への個人献金はこちらです。
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. ・ひとの命を守る、この政治の一丁目一番地の観点から、原発の即時停止を!
       立憲の存立意義が問われている(※脱・電力労連票)
      ・福島、珠洲、志方、伊方、これでも懲りないのか、この国は!
      ・昨年夏も、原発停止でも、電力ピークを乗り越えられている(経産省発表)
      ・原発利権温存のエネルギー政策は、国家経済の損失。再エネ機会のチャンスロス。

    ※4/21の杉尾さんのサポーター会でのお話しありがとうございました。

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