徒然日記
20年12月5日 その4852『逢坂誠二 の徒然日記』(6549)
昨日、203臨時国会が、事実上閉会しました。
菅内閣発足後、国会が召集されず、
4週間後の10月26日に
やっと臨時国会が開かれました。
しかし会期はたったの41日間です。
昨日、我々は会期の延長を要求しましたが、
与党の反対によって否決され閉会となりました。
この間の菅総理の動きを見ていますと、
*国会は開きたくない
*記者会見は自分の言いたいことだけを言う
*質問は受け付けない
こんな姿勢がありありです。
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一昨日の夕刊フジ名物コラム「鈴木棟一の風雲永田町」
が的を射ていたので、長いけれども引用します。
==以下、引用==
9月16日に菅義偉首相が就任して2カ月半が過ぎたが、
菅首相への不満や批判が多いようだ。ベテラン記者が語った。
「官邸での記者団へのぶら下がり会見でも、
官僚らの用意したペーパーを見て、やっていた。
普通は覚えてやるものだ。自分の言葉で語ってはいない。
官僚の紙(神)頼みだ」
そして続けた。
「国会答弁も同じだ。
これほど秘書官がメモを入れる首相は初めてだ。
それも政策論ではなく、
政治家本人でなければ答えられない問題でも、
メモが入るのだ」
これは何を意味するのか。
「『首相になったら何をするのか』を、
何も考えていなかったようだ。
だから各論はあるが、総論はない。
国家観がないのだ。応用問題に対応できない。
要は床の間の似合わない首相なのだ」
次の指摘も。
「毎日多くの人に会っているようだが、
努力する方向が違っている。
そこに国家論、世界観を伝授する人がいない。
目先の利益を満足させるために首相を利用しているような人が多い。
日本を代表する経団連など、
自民党的な大スポンサーには会っていないようだ」
別のベテラン記者が、興味深い例え話をした。
「菅首相は、尺取虫のようだ。
地味だが少しずつ前に進んでいく。
デジタル化や不妊治療の保険適用など。
しかし、尺取虫は天井を見ない。
国家観は、上を見ないと見えてはこない。
それに、尺取虫は石などの障害があると、
その大きさを見ずに横を回って避ける。
揚げ足を取られないことばかりに、気を使っている」
この記者に、かつて、竹下登元首相がこう言ったのだという。
「僕の話はつまらないだろう」
記者が「いいえ、そんなことはありません」と答えると、
竹下氏はこう言ったという。
「官房長官をやると。話がつまらなくなるのだ」
さらにベテランの経済記者が語った。
「菅首相は経済も外交も、
社会保障も『総合戦略』を持っていないようだ。
それが自信のなさ、おどおどした態度にも表れている。
目が時々、泳いでいる」
この記者は、菅首相がテレビで
「説明できることと、できないことがあるんじゃないでしょうか」
と発言したことを強烈に覚えているのだという。
ドイツ紙の南ドイツ新聞が、菅首相について
「輝きのない首相」
「ほとんど野心がないように見える」と書いた。
これに対し、永田町では「その通りだ」との声が多いようだ。
==引用終了==
最後の「野心がない」を除いて、
私もほぼ同様の印象を持ちます。
安倍内閣に輪を掛けて日本の劣化が進みます。
午前の飛行機で帰函し、
地元を歩きます。
==以下、お知らせです==
今日17時から1時間程度、
「逢坂誠二のネット・タウンミーティング」を開催します。
Zoom 環境が利用できる方ならば、
どなたでも参加できます。
info@ohsaka.jp まで、
お名前とお住まいの市区町村を添えて、
5日正午までに、お申し込み下さい。
渡島桧山管内在住の方に
優先ご参加頂きますが、
他地域の方も申し込み可能です。
参加申し込みを頂いた後、
参加の可否とIDなどをお知らせします。
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今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2020.12.5===
>最後の「野心がない」を除いて、私もほぼ同様の印象を持ちます。
菅さんの支配欲をベースにした「野心」はどこから湧いてくるのだろう?と思うほどです。怖いです。
北海道のクラスター発生が続いていますね。市中感染も起きているように見えますが、旭川などでは症状があっても、濃厚接触が認められず検査に繋がらないという話を聞いていました。検査体制が整ってきている東京都とは状況が異なるようです。また、大規模クラスターが起き院長が惨状を訴えた病院ですが、今年9月にそこで検診した人によると、入院患者の老人も、検診に来た人も同じレントゲンの機器を使用し、動線も分かれていなかったそうです。
誰にどのような責任があるのかは、わかりませんが、備えができていなかったのかな、思います。