徒然日記

18年4月6日 その3878『逢坂誠二の徒然日記』(5575)

防衛省の日報隠ぺい問題、

またしても日本の民主主義の
根幹を揺るがす根本問題が明らかとなった。

防衛省(外務省も似ているが)は、
防衛に関する情報は機密性が高く
全ての情報公開は必要ないとの前提があるのだろう。

本来、できる限り情報を公開するのが前提だが、
防衛省の前提条件は、
それとは真逆の立ち位置なんだろうと感ずる。

文民統制の意味も理解せず、
重要なことを大臣にすら知らせない、
こんな体質も防衛省にはあるのだと思う。

====

また防衛省組織は、
次の防衛7族と呼ばれる方々で構成される。

(1)政治家(大臣、副大臣、政務官)

いわゆる「背広組」の
(2)事務官

(3)技官、
(4)教官、

いわゆる「制服組」の
(5)陸上自衛官、
(6)海上自衛官、
(7)航空自衛官

このような組織の複雑さが、
その風通しの悪さだとも指摘される。

確かに防衛7族に大別される組織に
様々な弊害があるのだろうが、
これが今回の問題の本質ではない。

そもそも公開も含む
情報の重要さに対する認識の欠如が大問題。

さらに情報を収集し、記録し、
分析し、利活用し、保管する、
一連の過程整備が不十分なのだと感ずる。

こうした過程の再構築を急がねばならない。

====

防衛省や森友の問題を受け、
与野党の垣根を超えて対応を議論しようと
与党に提案しているが、昨日は与党は拒否した。

今朝、やっと話し合いのテーブルに着くという。

その会談で、良い結果が出ることを望んでいるが、
事前の情報では厳しそうだ。

与党の皆さんは、国民のために
仕事をしていることを再確認して欲しい。

総理や官邸を守るために仕事をしているなら、
日本の民主主義は崩壊の一途を辿るだろう。

とにかく実態と原因の把握、
そしてどう対策を講ずるか、
こうしたことに国会主導で
早急に取り組まねばならない。

====

今日、国会用務終了後、帰函だ。

週末は地元を走り回る。

さあ今日もブレずに曲げずに、
確実に前進します。
==  2018.4.6  ==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 逢坂先生も毎日、お疲れ様です。
    今日、丸茂吉成空幕長の会見を見ていましたが、事実をそのまま語れば即答できるような質問にも周りにいる人の意見を聞きながら「お答えできる資料がございません。」と言っていました。安倍政権のもとでは正義が委縮してしまって嘘を上手につく太田理財局長のような人しかしゃべることができないようです。
    日曜が投票の京都府知事選についてですが、政策は福山和人さんの方が明確でわかりやすいので親しみがわきます。しがらみのない分、国民目線での政策を打ち出しやすいのだと思います。
    自民党支持者は黒でも党が赤と言ったら「赤」といいそうな人が多そうです。
    共産党支持者は党としての結束が固そうですね。
    しかし、立憲支持者は自分を主体として縛られない自由な感覚を持った人が多いと思います。立憲民主党には、これからも、権力を持っていても権力に縛られることなく、自由に考え行動する、国民目線の党であってほしいと思います。
    逢坂先生は無事に帰函されたでしょうか?
    少しはご自宅でゆっくりできるといいですね。
    それではおやすみなさいませ。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です