徒然日記
7月16日 その3614『逢坂誠二の徒然日記』(5311 )
函館の朝は、
今日も既に24度に近い。
湿度も高め。
北海道の爽やかさとは
少し印象の違う天候だ。
今日の午後は雨になるかもしれない。
1)函館の人口減少を考える
昨日、有志の皆さんが集う、
函館の人口減少を考える会に出席した。
2004年12月、
旧函館市は、戸井町、恵山町、椴法華村、
南茅部町と合併した。
その時の人口は約30万人。
しかし函館の人口減少は年間3千人をこえる。
こんな状態が10年以上も続き、
今年6月末の人口は約26万4千人だ。
2014年には、市の全域が過疎指定され、
現在も人口減少のペースは止まらず、
それをどう食い止めるかが、
函館の大きな課題となっている。
もちろん少子時代になり、
人口減少は函館市だけの問題ではない。
だが函館市の人口減少は、
他の中核市と比較してもペースが早く、
人口減少には函館市特有の課題があるはずだ。
昨日は午後4時から夜の10時過ぎまで6時間以上、
雑談も含め函館の人口減少問題を考えた。
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昨日、特に話題になったのは雇用の問題だ。
全国42の中核市と比較すると、
函館の雇用に関するデータのいずれもが
極めて厳しい状態であることが分かる。
若者完全失業率:40位
正規雇用者比率:41位
高齢者有業率:37位
高卒者進路未定者率:40位
製造業労働者生産性:40位
女性の労働力人口比率:38位
これらは日本総研が
昨年7月に発表したランクだが、
いずれも下位に位置している。
地域を歩くと、経営者の皆さんからは、
働き手を探しているが
全く応募がないとの声が多い。
就職年齢期の子どものいる親御さんからは、
就職先がないとの声が多く、
子ども達は地元に残れないと言う。
こんな現状を思うと、
雇用情報のミスマッチを解消すれば、
多少、人口の減りを抑制できるのではないかと思うが、
どうも問題はそれほど簡単ではないようだ。
ただし何れにしても、
雇用、働き方に函館の人口問題の
一端があることは確かだ。
また函館の生活保護率は42位、大学進学率も42位と、
いずれも中核市で最下位となっている。
ここにも函館の人口減少の鍵があるとの声も多い。
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昨夜の議論の結果、函館の働き手を確保について、
市として何らかの政策を講ずるべきとの声が多かったが、
今後は、その政策の具現化について
市議の皆さんとも議論を進化させたいと思う。
一方、函館市の人口減少の要因は、
雇用だけにあるとも思われず、
今後もこの議論の場を活用して、
その解決方策を探りたいと思う。
今日は午前5時から朝起会に出席した。
これから八雲に向かい、
その後、今夕は仙台入りの予定だ。
何かと慌ただしい日々だが、
落ち着いた確実な活動に心がけたいと思う。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.7.16 ==