徒然日記

10月9日 その3334『逢坂誠二の徒然日記』(5031)

函館の朝の気温は13度。

寒さを感ずる気温だ。

日中の予想最高気温は17度と20度には達しない。

完全に秋の気配だ。

1)実力組織

自衛隊、海上保安庁、警察、さらには消防の皆さんなど、
世の中には危険を顧みずに仕事をされている皆さんが大勢おり、
これらの皆さんに、私もいつも敬意の念を抱いている。

これらの皆さんの存在と活動が、
私たちの社会に安心をもたらしている。

そのことには論を待たない。

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その上で、私は、今回の安倍総理が衆院本会場で行なった、
国会議員に拍手を求めるという扇動的な行為に、
相当な危うさを覚えている。

自衛隊は、人を殺したり、建物を破壊するような武器や弾薬を保持し、
ある条件のもとでそれらを使うことを許された実力組織だ。

国家として国民の命を守るために、
こうした実力組織を各国が備えている。

これらの組織が民間に属し、勝手気ままに動いたのでは、
逆に国民は危機に晒されてしまう。

そこで民間にはこうした実力をもたせずに
国家管理のもとに実力組織を置いている。

そしてこの実力組織の最高指揮監督権を持つのが総理だ。

総理は、これら実力組織が属す行政府の長でもある。

この総理と文民で構成される内閣が、
この実力組織が適切に機能するように
体制を整えたり予算を確保したりする。

またそれと同時に、
実力組織が暴走することのないように 制御する役割も担っている。

国会は、立法等や行政を監視することなどを通して、
この実力組織がうまく機能するように様々な体制を整えると同時に、
暴走を制御する役割を担っている。

つまり行政府も、立法府も実力組織を十分に機能させる役割を持つと同時に、
その機能を制御する役割も持っている。

総理も我々国会議員も、
実力組織の皆さんに感謝する、敬意の気持ちを表すことは何の問題もない。

私も常にそう思っている。

だが総理や我々が、実力組織に対する礼賛一辺倒では、
その真の役割を果たすることはできない。

実力組織の皆さんに敬意を評すると同時に、
総理や我々国会議員には、実力組織を冷静な気持ちで見ている必要がある。

礼賛敬意と同時に落ち着いた心、その両方がなければ、
総理も我々もその役割も貫徹することはできない。

「自衛隊、海上保安庁、警察の皆さんに敬意を表しましょう」
という過日の総理の求めは、否定し難いものだ。

だから逆にここに問題がある。

敬意を表する、このことだけを見ると、
何の間違いもないし、それを否定することはできない。

しかし総理がそれを煽ることは、
自分の真の役割を忘れた冷静さを欠くものではないのか。

またそのことを、立法府の我々に向かって、
行政府の長である総理が求めることは、
冷静に考えると三権分立に反することとも思われる。

行政府の指揮下にある組織に賛意を促すことを立法府に要請すること、
それは相当に危うく、越権行為なのだと思う。

自衛隊の最高指揮官と、
国会議員が揃って、実力組織を称え始めたら、
何か危ういと思わない感覚がおかしいのだと私は思う。

2)ヒアリングと地域活動

蓮舫体制が本格スタートしている。

蓮舫代表は何をすべきか。

党内の国会議員と徹底的に意見交換をすべきだ。

しかもそれは、個別に行った方が良い。

個別に多くの議員と意見交換をすべきだ。

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加えて地域に出向いて地域の事情をよく見、よく聞くべきだ。

できればモデル地域を設定して、
その地域のことを徹底的に勉強すべきだ。

こうしたことを、即、実行に移すべきだ。

さあ今日も、確実に前進します。
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              2016.10.9
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皆様のコメントを受け付けております。

  1.   
     昨日は「茜まつり」においでくださり有難うございました。

     今日の「政経セミナー」に参加します。

     逢坂さんは、「党の良心」です。ご健闘を!!!

  2. 星野さん、いつも有り難うございます。

    また今日も、お世話になります。

    よろしくお願いします。

    逢坂誠二 拝

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