徒然日記
10月12日 その2607『逢坂誠二の徒然日記』(4302)
ポルトガル入りして4日目だ。
異国に来ると、日本の現状について、
これまでの自分と違った視点で、
色々なものが見えてくる。
1)地震
ヨーロッパ時間の昨朝、日本で地震があった。
私の携帯には、リアルタイムで地震情報が入り、
早速、地元に被害の有無などを確認する。
幸い函館では、被害もなくホッと安堵した。
====
この地震発生時、
France24テレビを見ていた。
私の携帯に情報が届く時刻よりは遅れたが、
まさに速報的に震源地、マグニチュードなどが、
地図上に表示され報道された。
日本の地震に対して、これほど関心が高いとは。
正直なところ、ちょっと驚いた。
2)特定秘密保護法
改めて特定秘密保護法だ。
====
独立公文書管理監が新設される。
言葉では「独立」となっているが、
何からどう独立しているのか、全く曖昧だ。
以前から指摘しているが、日本では、
権力側の諸活動に関する「情報」と
「公文書」の関係が曖昧だ。
こんな状態で、
公文書管理監なる役職を持ち出したことに、
相当な違和感がある。
公文書にしなけば、行政の諸活動は永遠に、
かつ合法的に秘密なる懸念が消えない。
また、
「我が国の安全保障に著しい支障を及ぼす」ことを理由にすれば、
管理監への情報開示を拒否できる点も、極めて曖昧だ。
====
国会に設置される「情報監視審査会」も力不足だ。
常設の監視機関というが、
ここでも「我が国の安全保障に著しい支障を及ぼす恐れ」がある
と政府が判断すれば、提供を拒めるのだ。
言葉は「常設」だが、
常設を担保する機能がどう備わっているのかも、
はなはだ心もとない。
====
そして最大の問題は、
何が秘密に当たるのかが分からないことだ。
際限なく秘密の範囲が広がるのでは、
半永久的に秘密にされるのではないか、
こうした懸念は、一向に払拭されてはいない。
====
こんな法律に賛成し、
この施行を容認する国会議員は、
民主制度を知らないとしか言いようがない。
さあ今日も、しっかりと前進します。
============
2014・10・12
============
マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/