徒然日記

8月2日 その1469『逢坂誠二の徒然日記』



都内は今日も雲の多い朝です。

午後には降水確率も50%程度になる見込みですが、
仮に降ったとしても、それほど強い雨にはならない見込みです。

最高気温も28度程度であり、
今日も30度をこえる雰囲気はありません。

1)一括交付金
使途や利用の方法に関し様々な制約があり、
交付経費も高くなりがちなひも付き補助金を廃止し、
自治体の自由度を高め、効率的に交付すること等を目的として、
本年度からまず都道府県向けに
地域自主戦略交付金制度をスタートさせました。

この地域自主戦略交付金は、
来年度に向かってさらに対象事業を拡充し、
自由度を高めると同時に、
市町村への適用が可能かも検討します。

さらに一括化の総額も本年よりも増額し、
1兆円を目指すことができないかも
検討することとしています。

このため現在、各方面の意見などを伺っているところですが、
一昨日の北海道新聞の報道は極めて残念でした。

この制度変更が目指すものは、大きく二つです。

・使途に関し自治体の自由度を高める
・交付手続きを簡素化し行政効率を高める

こうした目的をどう実現するかのために、
一昨年来、相当な労力を費やしていますが、
道新の記事は、制度の本質と関係のないことも絡めつつ、
地域自主戦略交付金への懸念を書いています。

特に見出しがいただけません。

事業費確保に懸念があるため、
一括交付金が損であるかのような
印象を与えかねない見出しです。

この懸念は、一括交付金の問題ではありません。

現在の財政状況などを勘案した予算編成全体の問題なのです。

一括交付金化を行うから予算を減らすわけではありません。
仮に現行制度のままであったとしても、予算が減らない保障はありません。
予算配分全体の問題を、あたかも一括交付金化の問題であるかのように
印象付けるのは問題のすり替えです。

地域自主戦略交付金を市町村に適用拡大するにあたっては、


自治体規模が相当に違っていること


同じ自治体であっても国からの補助金が年度間で相当にバラツキあること

これらの点をどう克服するかが課題なのです。

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新しい制度の検討、導入に当たっては、
問題の所在を適切に見極めて議論しなければなりません。

2)北方領土
北方領土問題をめぐり、
国会議員などの根室視察が相次いでいるようです。

しかし報道によれば関心が低く、
勉強不足を露呈した失言も少なくないと報道されています。

これでは、視察の意味がないばかりか、
元島民をはじめ、
返還運動に必死になって取り組んでいる皆さんに対し、
全く失礼な話です。

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現地を訪問するからには、
最低限、事前にもっと勉強をしてから訪れるべきです。、

今日は、衆参で委員会や、衆院本会議も予定され、
密度の濃い一日となる見込みです。

さあ、今日もしっかりと前進します。
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   2011・8・2 Seiji
Ohsaka

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