徒然日記
3月4日 その2021『逢坂誠二の徒然日記』
函館は多少雲の多い朝を迎えたが、
徐々に雲が切れ、明るい雰囲気になっている。
気温はマイナス7度。
日中はプラス1~2度程度になる見込みだ。
今日は終日、函館市内で仕事の予定だ。
1)常任幹事会
昨日、道連の岡田篤幹事長が来函され、
8区総支部常任幹事会メンバーと、
党の今後について意見交換をさせて頂いた。
・
北海道としての理念を明確にすること
・
その上で、幾つかの政策の大きな方向感を確認すること
・
さらに小規模あるいは中規模な学習会を重ねること
私からは以上の話などをした。
党道連としては、
これまでも十分に様々な議論しいるとのことであるが、
昨日の意見交換も含め
16日の道連大会に臨むとのことでだった。
党勢の立て直しが求められているが、
スピードと、
じっくりと地に足のついた落ち着き、
その両方が必要な場面なのかと思っている。
2)諸々
昨日は、函館市内の幾つかの行事に参加している。
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江差追分会函館声徳会支部が主催する
第19回投げ銭チャリティーコンサートにお邪魔した。
このコンサートは、昨年の秋に初めて出席し、
出演者の皆さんと観客の皆さんが、
一体で民謡や踊りを楽しんでいることに驚いた。
唄や踊りの最中には、
おひねりが、
まさにバラバラと音を立てて飛び交う。
その様子に度肝を抜かれ、
一気にファンになってしまった。
今回も会場の東本願寺函館別院東山支院にお邪魔すると、
もう既に会場は熱気ムンムンで、
おひねりが飛び交っている。
そんな中、徳声会の内村徳蔵さんの
軽快な司会に乗せられて、挨拶もさせて頂いた。
もちろん私は、民謡を歌えるはずもないが、
多くの皆さんから、頑張れとのご声援を頂き、
心から感謝している。
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地域交流まちづくりセンターでは、
陶芸などの作品展にお邪魔した。
目当ては、成田信之さんだ。
成田さんは、
北斗市のおしまコロニーで生活する障がい者だ。
他者が制作した陶芸作品の表面を薄く削って、
絵を描いている。
昨年9月のおしまコロニー祭で、
初めて成田さんの作品を見て、
足が止まった。
エジプト古代壁画のような
独特の雰囲気のある絵柄だ。
前回は、一作品しか見ることはできなかったが、
今回は絵皿を中心にたくさんの作品を見た。
おしまコロニーで成田さんたちと仕事をしている
小橋由美さんから、
作品の説明を受けた。
猫、人、家など、なるほどと頷きつつ、
思わず引き込まれてしまった。
多くの方々に、
成田さんの作品を知って貰いたいと思う。
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函館市民会館で開催された、
第29回「平和の日」函館の集いに出席した。
日本ペンクラブの主催だ。
『エトロフ発緊急電』など、
北海道を舞台にした作品のある佐々木譲さんなど、
4組の対談が行われた。
私は、佐々木さんと
西木正明さんの対談からの参加となったが、
日ごろはなかなか知ることのない、
作家の思いや生の声を聞く、貴重な機会となった。
個人的には、佐々木さんから
もっと函館の歴史の話をなどを聞きたかった。
4組目の対談は、
阿寒で暮らすアイヌ民族の秋辺日出男さんと、
七飯町在住の新井満さんとの対談だった。
私はこれほど完成したというか、
キチンと計算された対談を見たのは初めてだ。
対談の途中では、
二人が「千の風」のアイヌ語バージョンを歌ったり、
秋辺さんがアイヌの踊りを披露した。
語り、歌、踊りが、絶妙に絡み合っている。
緻密な計算と適度な間、
さらに余裕のある、
実に完成度の高い対談だった。
たぶん新井満さんの演出と、
秋辺さんの天性の演技力の結果だ。
ペンクラブの主催ということで、
もっと言葉の多い対談を想像していたのだが、
予想外れの全く別の舞台に大満足して
市民会館を後にした。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・3・4 Seiji Ohsaka
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