徒然日記

1月6日 その1964『逢坂誠二の徒然日記』





昨夜、札幌市内で用務が入ったため、

急遽の札幌入りとなり、

今朝は札幌で朝を迎えた。



天候は曇りだが、

気温はマイナス7度程度まで下がっている。



日中も真冬日の予報だ。



札幌の日の出は7時6分。



夜明けまでには、もう少し時間があるが、

この朝の静かな雰囲気が好きだ。







1)北斗市新年交礼会

昨日は、北斗市の新年交礼会に出席した。



前議員であるにもかかわらず、

会場で丁寧にご紹介を頂いた。



高谷市長さんはじめ、

北斗市の皆さんの心遣いに感謝している。



交礼会では、各テーブルで挨拶をさせて頂いた。



落選議員の挨拶に、ほんとうに率直に驚く方もいたが、

多くの方から激励も頂き、

温かな気持ちで会場を後にしている。



皆さんのご配慮に感謝している。







2)格調高く

5日付の朝日新聞社説を読んで、

冒頭からちょっとうんざりする印象を受けた。



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「民主主義が風邪をひいている」という表現があった。



その言葉づかいに安易さ、幼稚さを感ずるのだ。



同時に、本来、民主主義は完全ではない。



その不完全さを前提として、

より良い民主制を実現する

不断の取り組みを求められるのが、

民主主義の宿命だと、私は認識している。



この私の立ち場からすれば、

朝日社説の言うとおり、

民主主義は常に風邪ひき状態なのだ。



その風邪ひき状態の中で、

より良い状態を目指す取り組みを

行い続けることが必要だ。



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本文中に、

「市民は客なのか」との問いかけがある。



これには納得だ。



市役所のことをサービスセンターなどと言い、

市民はお客様と言う場面があるが、

私は、こうした考え方に立っていない。



行政が権力機構との観点に立てば、

市民はその権力の支配を受ける存在だ。



もちろん行政にはサービスを提供する側面もあるが、

本質は権力機構であり、

市民に様々な影響力を持っている。



行政に対し、

サービス提供主体と

お客様のような比喩を用いることによって、

行政が権力機構であることを包み隠してはいけない。



そしてさらに本質的なことは、

市民は主権者だということだ。



確かに行政機構の権力に影響を受ける立場ではあるが、

その行政の生殺与奪の力を持っているのも市民なのだ



行政を生かすも殺すも市民次第であり、

その市民の力をどう発揮してもらうか、

これが民主主義を考える上で大事なことだ。



もちろんこれは、

面倒で手間のかかる作業なのだが。



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昨日の朝日社説は、

平易さを心がけたのかもしれないが、

読者への安易な迎合は、本質を誤ることが多い。



朝日に限らず、

マスコミには毅然とした報道を望みたいものだ。



昨日の朝日社説の冒頭にも驚いたが、

結びは、もっと驚いた。



「私たち自身が主語なら、民主主義はもっと楽しい。」



民主主義はもっと楽しい…、この言葉を見て絶句した。



確かに市民参加の場面などで、

こうしたニュアンスを伝えることはあるが、

日本の大新聞社説の結びとしては、

もう少し工夫の余地があったのではないかと思う。



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この社説の中で、

「「素人の知恵」集める」との下りがあるが、

最近の読売新聞は、プロ軽視の現状を嘆いている。



この立ち位置の違いは、

両新聞の違いよく表していると思う。



この点、いずれどこかでもっと書きたい。







3)塊をつくる

民主党の大敗北後の政権交代によって、

政治的に随分と勢いの良い状態になっている。

(非常に危ういと感じているが。)



国民不在の経済、景気の回復、

原子力政策の先祖がえり、

昭和の戦争の歴史の忘却、

力による外交、

もちろんこんな言葉を、

具体的に口にしているわけではないが、

「強者と力」、

そんなことを柱とする政治が動き出す気配だ。



しかし国民の皆さんは、

そんなことを望んでいるのだろうか。



一部、そうした方向を望む方がいるのは事実だろうが、

少なくとも私は違うし、少なからぬ国民の皆さんの中にも、

それを望まない方もいるはずだ。



確かに民主党政権は、

国民の信任を得られず敗北をした。



しかしこれから始まろうとする政権では

受け止めることのできない国民の思いを

しっかりと実現する政治活動が必要なのだと、

この年末年始の中で痛感をしている。



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私自身が、選挙区を最優先に、

地道に活動を続けることは必須だ。



しかしそのことだけで、

「強者と力」による政治に打ち勝つことはできない。



個人では微力であり、

政治は、良くも悪くも、塊こそが力だ。



日本の将来と国民の幸福のためには、

今後、「共生と納得」の塊を形成できるかどうかが、

鍵になると思っている。



その塊の形成のため、

具体的な活動を開始せねばならない。







4)高梨選手

女子ジャンプの高梨沙羅選手が、

W杯で今期三勝目をあげた。



年末の練習で転倒し、精神的な影響を心配していたが、

その懸念を吹き飛ばす圧倒的な勝利だ。



ひそやかに高梨選手の活躍を見守っていたものとして、

本当に嬉しいし、彼女の集中力の凄さを称えたい。



高梨選手は、1996年生まれで、まだ16歳。



ジャンプに限らず女子スポーツ選手の場合、

これからの年齢期は、

体型の変化などに留意する必要がある。



高梨選手には、この壁も乗り越えて、是非、頑張って欲しい。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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    2013・1・6 Seiji Ohsaka


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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 頷けるてんが多い。頑張ってください。

  2. 逢坂さん、年末年始の見逃せない記事の一つにべアテ・シロタ・ゴードンさんの逝去が有りました。日本国憲法の起草に尽力した彼女の功績をもっとメディアは賞賛し哀悼の意を表すべきではないでしょうか。内向きの日本にとって誰よりも女性の権利を主張した米国人の死を悼む気持ちを示さなければ尚更、It’s a typically “Japanese”! 等と揶揄され続けると思うのです。

    民主主義を云々する程の知識は持ち合わせて居りませんが、市民が行政に何かを求めるのであれば、先ずは自分たちは何を望んでいるのか、何が出来るのか、どうすればそれが叶うのかを市民自らが自身に問う事から始めるべきと、私は考えます。
    政令指定都市の札幌市では将来に向けての市民意見募集(パブリックコメント)の募集が行われ、先日1月4日に約一か月の応募期間が終了しました。4日昼の時点での市民意見総数は100数十件と市の担当者から伺いました。多い少ないの問題ではなく、私たちが行政に参加する気が有れば幾らでもその機会は有るのです。私はその一人として2件のご提案を申し上げました。「市民参加が不可欠な札幌市のイベントボアンティアの育成とNPO化」、「遅々として進まないSAPP‿RO SMILEによる札幌市のプロモーションに関する上田市長の意気込みと覚悟について」の2件です。以上

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