徒然日記
「与党議員でなければ」を終わらせるために 【26年10月8日 『逢坂誠二の徒然日記』8679回】
心から敬意を表し、お祝い申し上げます。
今日は寒露。草木に宿る露も冷たくなり、秋がいっそう深まる頃です
1)「与党議員でなければ」を終わらせるために
今回の簗大臣の件を奇貨として、日本の政治と選挙をまともなものにするためには、今回の臨時国会で、総理から次の答弁を取るべきです。
「国の予算は、与党議員がいるから配分するものでも、野党議員しかいないから減額するものでもありません。
予算の編成から事業採択、配分に至るまで、与党議員の有無や政治的支持・不支持を理由に有利・不利をつけることはありません。
与野党いずれの議員からの要望も公平に扱い、地域の実情と事業の必要性に基づいて判断します。この原則を政府全体で徹底します。」
この原則を、総理自身の言葉で明確にしてもらう必要があります。
総理自身も、この答弁を否定できないはずです。
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簗農林水産大臣の問題について、これまで何度か書いてきました。
この問題を考えれば考えるほど、簗大臣個人の進退だけで終わらせてはならないとの思いが強くなっています。
「与党議員がいるから予算がつく」
「与党議員がいないから予算がつかない」
こうした言葉は、これまで選挙のたびに繰り返し語られてきました。
しかし、国の予算は与党のものでも、国会議員個人のものでもありません。
国民の公金です。
国会議員が地域の実情を政府に伝え、必要な事業や予算を求めることは当然です。与党でも野党でも、それは国会議員の大切な仕事です。
しかし、
「地域に必要だから予算をつける」
ことと、
「与党議員がいるから予算をつける」
ことは全く違います。
そこで、今回の臨時国会では、この問題について政府から明確な答弁を得る必要があります。
私は、少なくとも冒頭のことを総理に明言してもらうべきだと考えています。
さらに、
「今後も、こうした政治的事情によって、特定の地域を予算上有利に扱ったり、不利に扱ったりすることはない」
ということも確認する必要があります。
しかし、答弁だけで終わってはいけません。
本当にそうなっているのか、実態を検証する必要があります。
簗大臣の件だけではなく、他の選挙区ではどうなのか。
道路だけではなく、農林水産、医療・福祉、教育、防災、地方創生など、他の省庁の補助金や交付金ではどうなのか。
政治的な支持・不支持を理由として、予算を増減するような働きかけが行われていないのか。
政府として調査し、必要な範囲で明らかにすべきです。
そして、もう一つ大切なことがあります。
総理が、
「与党議員の有無は予算配分とは関係ありません」
と明言するのであれば、今後の選挙で政治家が、
「与党議員でなければ予算が取れない」
「野党議員になれば地域の予算が減る」
などと有権者の不安をあおることについても、その言葉が政府の予算配分の原則とは異なることが明確になります。
これは重要なことです。
長い間、「やはり与党議員がいなければ地域に予算が来ないのではないか」という感覚が、地方には根強くあります。
私自身、ニセコ町長時代に、その圧力を感じた経験があります。
だからこそ、単に「そんなことはありません」と言うだけでは、この感覚はなくなりません。
政府が国会の場で明確に原則を示し、実際の予算配分も透明にする。
その積み重ねによって初めて、「与党議員でなければ予算が取れない」という長年の政治のあり方を変えることができるのだと思います。
今回の簗大臣の問題は、簗大臣が辞任するかどうかだけの問題ではありません。
むしろ、この問題を契機として、公金と政治の関係、さらに選挙を正常なものにすることが重要です。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年10月8日 その6982『逢坂誠二の徒然日記』8679回】
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