徒然日記
賃金の上がる社会【25年12月2日 『逢坂誠二の徒然日記』8371回】
1)賃金の上がる社会
賃金が上がる(可処分所得が増える、実質賃金が増える)と、日々の暮らしは大きく変わります。買い物に少しゆとりが生まれ、旅行に出かける余裕もできる。住宅を建てるといった将来の計画にも光が差します。家計に余裕が生まれれば消費が動き、地域の経済にも活気が戻ります。
消費が増えれば企業の売り上げは伸び、経営も安定します。そこで生まれた利益は、新たな設備投資や人への投資に向かい、景気も上向きます。こうした循環が経済全体の力を底上げし、再び賃金が上がる――。
この「賃金の上昇から始まる好循環」を現実にし、暮らしの安心を広げることこそ、今まさに求められていることだと感じています。
一方、この30年間の日本は、賃金がほとんど上がらない時代でした。低賃金が続けば、家計に余裕がなくなり、消費は必要最低限にとどまります。
消費が伸びなければ企業の売り上げは増えず、利益がなければ設備投資も人材投資も進まない。結果として景気は停滞し、賃金を上げる余力も生まれにくい。こうして、「賃金が上がらないから消費が伸びない。消費が伸びないから企業も伸びない」という悪循環が続いてきました。
本来、賃金は働く人々の暮らしを支えるだけでなく、経済を動かすエンジンです。そのエンジンが長く止まったままだったことこそ、この30年の停滞の象徴だと痛感しています。
だからこそ、今あらためて、賃金がきちんと上がる社会の重要性を強く感じています。必要なのは、暮らしと経済の両面をしっかり底上げする政策を、着実に前へ進めることです。
【25年12月2日 その6674『逢坂誠二の徒然日記』8371回】
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