徒然日記
教育が国を救う(逢坂誠二の徒然日記)
午前4時の函館の空、多少雲があり星は見えません。気温は氷点下2度程度です。日中は晴れ、3度になる見込みです。それにしても穏やか過ぎる冬です。今日は月齢3日、夕刻に三日月が見えるでしょうか。
1)教育が国を救う
私は教育に力を入れなけば、日本の将来は極めて危ういといつも指摘しております。今、改めてこの問題を考えています。私の懸念の具体的な発露が、日本の科学技術論文の国際的な評価の低下です。優れた科学技術論文の最新の国別順位で日本は13位です。かつて日本は世界の3位だったのですが、この凋落ぶりは深刻です。
これは日本の科学技術分野の競争力の低下を示唆しており、今後の産業や経済の発展にも大きな影響を及ぼす可能性があります。この問題の背景には、教育制度、研究資金の分配、研究者の待遇など、さまざまな要因が関与していると考えられますが、以下に思うところを記します。
1. 基礎研究への投資不足
*日本の研究予算は応用研究に重点が置かれ、基礎研究が軽視される傾向
*基礎研究の充実がなければ、長期的な技術革新の基盤が築けません
2. 研究者の待遇と環境の問題
*若手研究者の雇用が不安定で、博士号取得者の就職難が続いている
*海外の研究機関への頭脳流出もあり、日本の研究力を低下させる要因
3. 教育の質の低下
*初等・中等教育における科学・数学教育の強化が十分ではない
*創造的思考を促進するカリキュラムが不足
*大学入試が未だに暗記中心に偏り、研究マインドの育成が不十分
4. 国際競争力の低下
*研究成果の英語論文の発表が少なく、国際的な影響力が低下
*他国に比べ、研究の国際共同プロジェクトへの参加が少ない
ざっとこんなことが想起されます。これらへの改善策などは以下です。
1. 基礎研究の強化
*研究資金の配分を見直し、基礎研究への投資を増やす
*研究者が長期的に取り組める環境を整備する。
2. 研究者の待遇改善と支援策の拡充
*若手研究者の雇用を安定させるため、任期付きポストの削減や長期契約制度の導入を促進
*研究資金の配分方法を見直し、研究者が安心して研究に集中できる環境を作る
*優秀な研究者を国内に留めるため、給与・研究費の増額
*海外からの優秀な研究者を積極的に受け入れる仕組みを強化
3. 教育改革の推進
*STEM教育(科学・技術・工学・数学)の強化
*小中学校から理数系科目の学習機会を増やす
*大学入試改革を進め、創造力や論理的思考力を重視する内容に変更
*大学では国際的な視点を持つ教育プログラムを導入し、グローバルな研究者の育成を促進
4. 国際競争力の向上
*研究成果の英語論文での発表を奨励
*他国の研究機関と共同研究プロジェクトを増やす取り組みを促進
*研究者が海外の学会やプロジェクトに積極的に参加できるよう支援制度を整備。
以上、ざっと並べてみましたが、日本の科学技術力を再び世界のトップレベルへ引き上げるためには、教育の抜本的な改革と、研究環境の大幅な改善が不可欠です。教育こそが国を救うのです。しかし今の文科予算を見ていると簡単ではないことも事実です。
細田元衆院議長と一緒に科学技術予算を増やす議連を立ち上げましたが、細田さんが亡くなってからその活動が停滞しています。議連活動の復活も含め、この分野に力を注いで参ります。
もちろん科学技術分野だけではなく、いわゆる文系分野の強化も必要なことです。
【25年2月1日 その6370『逢坂誠二の徒然日記』8067回】
==逢坂誠二への個人献金はこちらです。==
ohsaka.jp/support.html
go2senkyo.com/donate/agree/123556
#逢坂誠二 #おおさか誠二 #立憲民主党 #立憲 #立民 #政治家 #国会議員 #衆議院議員 #函館 #五稜郭 #日記 #公文書 #教育 #科学技術