徒然日記

危機を見据えた国会議論(逢坂誠二の徒然日記)

【25年1月30日 『逢坂誠二の徒然日記』8065回】
午前4時の都内の空、星が見えます。気温零度程度です。日中も晴れ、12度程度になる見込みです。午前中、国会内での会議などに出席し、午後には帰函します。

1)危機を見据えた国会議論
衆参の代表質問が昨日で終了しました。給食や高校の授業料の無償化、さらに103万円の壁、130万円の崖、さらに裏金問題に後ろ向きな石破総理の姿が浮き彫りになったと感じます。ただし授業料の無償化等は大変重要なことではありますが、そのことによるメリットとデメリットについて、もう少し踏み込んだ議論が必要だったと私は感じています。

また無償化系の議論が多く、以下のような点についての議論が少なかったのは残念なことです。

暮らせない方が増えていることに対する対策。
激しい人口減少の中でとるべき対策。
1次産業の継続が難しくなっていることへの対策。
教育の質の低下が深刻であることへの対策。

例えば人口減少については以下のような課題が想定されます。
経済の縮小:労働力の減少による生産性の低下
地域社会の維持:過疎化が進行し、自治体の財政逼迫
社会保障制度の持続可能性:年金・医療・介護の支出増加

それへの対応策の一例として以下のようなことを考えねばなりません。

=労働力の確保と生産性向上=
女性や高齢者の労働参加促進:ワークライフバランスの向上、柔軟な雇用制度
AI・ロボティクスの活用;自動化による生産性向上
外国人労働者の受け入れ検討:教育・研修制度の充実

=地域社会の活性化=
自治体間連携の促進:自治体の横と縦の連携の促進住
テレワークの促進:地方移住を促進するためのデジタルインフラ整備
観光産業の振興:外国人観光客の増加による地域経済の活性化

=少子化対策=
子育て支援の充実:保育環境の向上
経済的支援の強化:出産・育児にかかる費用の軽減
仕事と家庭の両立支援:フレックスタイム制、リモートワークの普及

=社会保障制度の持続可能性=
年金制度改革:高齢者の就労継続支援、年金支給開始年齢の柔軟化
医療・介護制度の効率化:ICT活用による診療の効率化、介護ロボットの導入
健康寿命の延伸:予防医療の推進、健康管理の啓発

これは人口減少対策に対するたたき台ですが、こうしたことを前面に押し出して議論すべきです。無償化だけにとどまらず、1次産業、教育、安全保障などについても、深掘りをすべき時なのです。国会の議論はもっと危機を見据えたものでなければなりません。

【25年1月30日 その6368『逢坂誠二の徒然日記』8065回】
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    国会論議、自民党政府の危機意識が感じられないことに、
    少なくはない国民はもう気付いているようですね。
    国民に突き付けられた大問題ばかりですが、効果的な
    施策を練る姿勢が政府には見られない。特に石破首相。

    話は少し変わりますが、鳩山さんが首相の時、最初に踊り
    を始める人、そして次にそれを真似て踊るフォロアーが
    必要だと言う意味のことをどこかに書いていたように思います。
    最初に踊る人は意外に居なくはないように思いますが、
    問題はフォロアーですね。みんな遠巻きに見守る傍観者に
    なってしまっている。一人の政治家にだけでは難しいでしょう
    し、そういうカリス無敵政治家の存在は独裁政治に繋がり、
    さらに危険。

    難しいところですが、志を同じく仲間で互いのフォロアー
    になることが出来れば、足掛りが得られるようにも思います。
    少なくとも、後ろから撃つようなことは避けなばなりませんね。

    うらべ
    ―――――――――――

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