徒然日記
医薬品不足 【逢坂誠二 7938回】
昨日は、札幌で活動した後、再上京しました。夜明け前の登内は17度程度で、ヒンヤリした感じがします。日中も24度程度の見込みです。
1)医薬品不足
医薬品が手に入り難い状態になって、3年以上が経過します。一刻も早く、この状態を解消すべきなのは当然のことですが、なかなか量産に踏み切れておりません。
その理由一つは、専門人材の確保が難しいことです。二つめは、一つのラインで多品目を生産しているため、不足医薬品だけを増産することが難しいことです。三つめは、ラインを増やしたくでも設備投資ができないことです。
また少しでも安く薬を製造するために、原薬や原料の多くを海外に依存しているというリスクもあります。
背景にあるのが、毎年の薬価引き下げなどによって、医薬品製造が儲からない産業となり、ラインを増やしたり、人材確保ができないことです。
この問題を解決するためには、薬価の問題を含め医薬品の開発から製造、流通までの過程全体を見直す必要があります。特に収益構造を見直して、きちんと事業継続が可能となる仕組みを再構築する必要があります。
厚労省は、安定供給のために業界の再編も視野も検討していますが、端的に言えば、利益の上がる状態にしなければならないのです。
今後とも、業界の皆さんと意見交換を継続して、行政に働きかけて行きます。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【24年9月25日 その6241『逢坂誠二の徒然日記』7938回】
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