徒然日記

使用済み核燃料の長期保管/逢坂誠二 7908回

夜明け前の函館、空全体に雲が広がっています。朝の気温は21度。日中も雲が多く、最高気温は27度程度の見込みです。夜には雨になるかも知れません。

1)使用済み核燃料の長期保管
現在、核燃料サイクルの一環として、再加工したMOX燃料を使うことを予定している原発は以下です。

泊3号機
女川3号機
東京電力
浜岡4号機
志賀1号機
高浜3、4号機
大飯原発
島根2号機
伊方3号機
玄海3号機
敦賀2号機
東海第二
大間

これらの原発が事業者の想定通り稼働すれば、年間の最大プルトニウム消費量は6.6トンです。しかし上記原発を見て分かる通り、これら全ての原発が稼働するのは非現実的です。

仮に想定の半分程度の3トン消費したと仮定すると、日本の電力会社の保有プルトニウム40.1トンをを消費するのに13年を要することになります。

現在の使用済み核燃料保有量は、19,688トン
であり、これから回収されるプルトニウムは、約162トンです。

これを全部消費するには54年かかることになります。

プルトニウムを年間3トン消費するという仮定も私は過大だと思っていますが、それでもこんなに年数を要するのです。

日本には消費するのが難しいほどのプルニウムがあります。核燃料サイクルを行って、これ以上、新たなプルトニウムを取り出すのは使えないプルトニウムを増やすことになります。

使用済み核燃料は、再利用せず、長期貯蔵へと政策転換をしなければなりません。その方がコストも安く、環境への負荷も低くすることができます。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【24年8月26日 その6211『逢坂誠二の徒然日記』7908回】

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