徒然日記
憲法の政治利用/逢坂誠二 7849回
【24年6月28日 その6152『逢坂誠二の徒然日記』7849回】
昨夜、会合があり札幌入りしました。今日午前も市内で講演を行います。
午前4時の札幌雲が少なく明るい夜明けです。朝の気温は17度程度、日中は26度の見込みです。
1)憲法の政治利用
全会派の合意なしに衆院憲法審会長が独断で、今日正午からの幹事懇談会の開催を決めました。
しかしこれほど、国会のルールを無視したやり方は、私も初体験です。
まず閉会中の審議のあり方について、与野党国対で、十分な合意がないこと。国会での様々な与野党のやり取りは、最初に国対が大きな方向を決めます。それに従って各委員会の筆頭が協議します。今回、憲法審については、国対の方針が決まらない中での強行です。
こうした中では、筆頭間協議をしない、あるいはできないのですが、強引かつ一方的に要求を突きつけてきます。理不尽という他はありません。
また今日は、予め私に予定が入っており、その時間は東京にいないことを何度も伝えています。それを知りながら、あえて開催を決めたのです。これもいかにも乱暴です。
こうしたやり方を見ていると、与党などの皆さんは、単に憲法改正に取り組んでいるというパフォーマンスをしたいだけなのでしょう。我々はこんなに頑張っているのに逢坂が出て来ないから進まない。憲法議論を阻止しているのは逢坂だとのとの印象を振りまきたいだけなのだと思います。
今回、衆院与党などが主張する衆院議員任期の延長は、与党内の衆参で意見が一致していません。参院与党には、緊急集会で対応できるとの考えもあるのです。
また衆院議員の任期延長は、参院の権能にも影響を与えることですから、衆参両方の見解をすり合わせる必要がありますが、そうした作業はまだ行われておりません。
また国民投票の仕組みも十分にできておりません。
私が反対するしないに関わらず、現時点で憲法改正はできる状況にはありません。こんなことは多くの方々認識していることのはずです。
しかし憲法改正が進まない本当の理由を隠すために、逢坂が悪いと、私に責任転嫁しているような気がします。何とも呆れた話です。
こんな状態を知ってか知らずか、憲法改正が重要課題だと、公言する岸田総理も哀れなものです。多くの人は、今の時点で憲法改正ができないことを知っていながら、そんな総理に付き合っているのですからご苦労なことです。岸田総理は、憲法の政治利用を止めるべきです。
私は、立法事実が明確な憲法改正には賛成です。しかしその議論は、政争の具にしたり、悪戯に対立を煽ったりすることなく、冷静に丁寧に行うべきだと考えています。
憲法を改正することだけが目的の皆さんには、こうした冷静さはないのかもしれません。困ったことです。憲法議論は、冷静に真面目に分断を煽らずに行うべきです。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.6.28===
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皆様のコメントを受け付けております。
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こんにちは。
憲法審査会、自民党は破れかぶれで力任せに進めてくる
可能性が高いので、決して引いて(安易な妥協)はなら
ないと思います。安住国対だと、ここという時に安易な
妥協があるので、心配です。さて、今日の話題からは外れるのですが、先日、奇妙な
経験をしたことに関して必つの疑念が生まれたので、
一言加えさせてください。クリニックで医師の診察を受けた際、厚生労働省からの
通達で、これまで処方していた2種類の薬のうち、1種類
しか出せなくなったとのこと。同じような薬効の薬を出すな
という理由からだそうです。そのベテラン医師に言わせると、
医学的には作用機序と効能が異なるので、同じような症状に
使えるからと言って、どちらか一方で良いとはならない。
厚労省の措置は医学的には非常識と言わんばかりでした。その後、調剤薬局でも薬剤師の方から話だし、同じことを
聞いたのですが、薬学的には全くナンセンスな決定だとか。
薬学的な説明はなく、形式的に同じクラスの薬は使うなと
いう通達だそうです。薬学に無知な事務系官僚たちが
外形的判断、表面的判断で一方的に決め、通達している
のではないかとのことでした。いま、厚生労働省は医薬品へ使う予算を減らさざるを得なく
なり、遮二無二、支出削減の向け暴走しているのではない
かと危惧します。新たな形の”薬害”の発生が想定されます。うらべ
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