こんにちは。

立憲ライブと直接は関係ありませんが、小職の２１日のコメントに関して、一言付け加え
させて頂ければ幸いに思い、コメントさせていただきます。

過日、逢坂さんが寺島実氏のお話から、「パラダイムシフト」の事に言及されていましたが、
この言葉は１９７０初頭、科学哲学者のトマス・クーンが科学の飛躍的発展過程を研究した
成果を『科学革命の構造』と題する著作で世に問うた際、その中のキーコンセプトとして
提唱したものです。その後、科学哲学や科学史では、賛否両論ありながらも、避けて通る
ことのできないキーワードとなっております。『科学革命の構造』は、自然科学概論の
不二太郎先生に教示頂き読破しました。物理的には薄い本なので、あっという間に。

どうやら、この言葉は社会科学や人文科学の世界に人々にも訴えるものがあったと見え、
いまではすっかり世の中に定着し、時々、思い出した様に注目されるようになりました。
寺島氏が発言の中に織り込むこともよく理解できます。

先般の小職の小論の最後には、地域分散型再生可能性エネルギーシステム、医療・福祉、
教育に言及しましたが、この中でも特に最初のシステム構築は、エネルギーの在り方の
みならず、あらゆる産業構造と社会の構造の大きな変革に直結します。その際、若者の
教育、社会福祉の在り方も大きく変わらざるを得なくなると想像します。企業規模の
大小に関わることなく、その経営者、労働者、あるいは株主にも、それぞれの立場で
尊厳ある居場所が確保され、医療・福祉と教育の充実にも寄与し、多くの子孫を残すこと
で人口問題への対処にも成ります。こうした意味で、「地域分散型再生可能性エネルギー
システム」は、正に「パラダイムシフト」を日本社会に起こします。具体的な話は長く
なるので、又の機会がありましたら書いてみたいと思います。

一つ、ごくごく小規模な例というよりは、喩えをさせていただきますと、営農型太陽光
発電システムというものが提唱されることがあります。畑に太陽光を並べるシステムですね。
装置の技術的な面は問題ありません。ただ、営農技術的に実現可能かどうかはわかりません。
しかし、もし大規模に実現するのであれば、農業経営者が立派な起業家に変身することに
なります。これだけのことで大きく社会が変わっていく事が容易に想像されます。

政治の世界にも大きな変革をもたらします。まだまだ「お話」の世界ですが、取り組み
価値はあると愚考します。立憲民主党としても、是非とも取り組んで頂き、社会に
パラダイムシフトを起こしていただきたいと思います。

妄言多謝
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うらべ