徒然日記
憲法審査会は護憲のための議論の場でもある/逢坂誠二 #7766
【24年4月6日 その6069『逢坂誠二の徒然日記』#7766】
午前5時の函館、雲がなくスッキリ晴れています。夜明け前ですが、空は明るく星は見えません。気温2度。日中も晴れ、13度になる見込みです。
午前5時の函館、雲がなくスッキリ晴れています。夜明け前ですが、空は明るく星は見えません。気温2度。日中も晴れ、13度になる見込みです。
1)憲法審査会は護憲のための議論の場でもある
憲法審査会の所管は次です。
「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等を審査するため」(国会法102条の6)
*憲法・憲法に密接に関連する基本法制に関する調査を行うこと
*憲法改正原案と国投票法か市営案の審査
この二つが所管であることは、法文上明らかですが、憲法審査会には、改憲のための調査だけではなく、次の役割もあります。
*憲法がその趣旨どおりに実施されているかどうか、憲法違反の事実などが生じていないか
これは第208回国会の参議院予算委員会(令和4年2月24日)の橘幸信衆院法制局長の答弁です。
つまり憲法審査会の調査には、「護憲のための調査」も含まれているのです。
憲法審査会議論は、「改憲のため」と受け止められる向きが多いのですが、護憲のための機関でもあるのです。
しかしこれらの議論は、これまであまり無いような印象を受けています。(後日、調べてみます。)
3月に札幌高裁が、同性婚認められていないのは「違憲」との判決を出しました。こうした課題についても、憲法的な側面から憲法審査会で議論すべき案件になるものと思います。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.6===
逢坂誠二への個人献金はこちらです。
ohsaka.jp/support/donation.html
こんにちは。
憲法審査会は国会の委員会とは異なるはずですので、賛成多数で
可決とか、動議により、もみ合い殴り合いの中、強行可決という
ことは無いと思いますが、F1事故後の原発関係の審議会のよう
に、会議を取り仕切る長が事務方である官僚の言いなりになったり、
あるいは三村氏がそうだったですが、原発推進論者であること
から来る議論の誘導があったりすると、結局、戦前を賛美する
改憲論者の思うツボにはまります。
まずは、委員の選任基準、議論の進め方、議題の設定はいかにある
べきか、こうした基本の基から議論してしかるべきだろうと思います。
そこで見当違い、間違った結論が出されたりすると、国が亡ぶ
ような改憲論が大手を振って国会に提案される仕儀となってしまう
と危惧します。
うらべ
―――――――――――――――――
P.S:それはそうと、DXなる「流行り病」に血道を上げる文科省
に煽られて、教科書会社、書教材会社がレミングの群れのごとく走り
出した模様です。下記は、ある教材会社のニュースレター方の抜粋です。
(引用)
★2025年中学教科書検定結果が発表!
【NHK NEWS WEB】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240322/k10014398921000.html
3月22日検定で申請された中学校103点と高校1点のあわせて104点
の教科書のうち101点が合格したと発表がありました。
・「QRコード」が大幅増加
前回の検定(2019年)と比べてQRコードの量は3.7倍(朝日新聞)
に増加しました。検定制度の中では、QRコードからつながる内容は
『教材』の位置づけで、『教科書』と同じ基準で検定はされない
ことをふまえて、QRが多いか少ないかで教育委員会は教科書を
選考すべきではないという識者の意見もあるようです。
しかし、実際の「採択」においては、QRコードの数が教科書の
調査資料として掲載される例があり、各教科書会社はQRコード
を含むデジタル化に一気に舵を切った様子が見られます。
(引用、ここまで)
先般、東北大学の調査結果をお示ししましたが、あの驚愕の結果
を深く検証することも無く、無暗にこれから大人の脳に育っていく
13、4歳の子どもの達の脳に、大きな悪影響のあり得る電子機材
を使った学習習慣をつけることは、即、亡国に直結する大事である
という事を、われわれ社会は早く気付かねばならないと思います。
――――――――――――――