徒然日記

22年11月17日 その5563『逢坂誠二の徒然日記』(7260)

日の出まで2時間あまり。今年の冬至は12月22日です。冬至に向かって毎日、毎日、日の出の時刻が遅くなります。
今日も天頂に月、そして火星が見えます。雲が少ないのですが星全体がキラキラ輝いている雰囲気ではなく、薄いフィルターに遮られたように少しくすんでいます。朝の気温は 7度、日中は16度になる見込みです。

1)ドイツの原発
ドイツは東日本大震災の頃、17 基の原発を使っていましたが、順次、利用を停止し、現在稼働しているのは3基だけになりました。この3基は本年末で利用を中止することになっていましたが、今冬の国内電力の安定供給やフランスなどへの電力供給を目的として、利用期限を来年4月15日まで延長することを決めています。(フランスでは、メンテナンスや腐食割れの発見のため、原子力発電所の約半分が停止しているとのこと。)予定よりも 4ヶ月程度長く利用することになりますが、来年4月で、ドイツの原発利用はゼロになります。ドイツで原発からの撤退を決定してから10年程度で、原発ゼロが実現することになります。東日本大震災を経験した日本が、今、原発再稼働に揺れ、原発の利用期間の撤廃を議論をしていますが、ドイツとの段違いの差を目の当たりにして、日本の戦略、戦術のなさを悔いています。
しかし驚くのは、そればかりではありません。本年度上期のドイツの全電源に占める再生可能エネルギー比率が49%程度となっていることです。 2035年以降は、ほぼ100%が再生可能エネルギーになる見込みとの情報もあります。
2013年だったでしょうか。エネルギーの勉強でドイツを訪問した際、「東日本大震災を経験した日本こそが、脱原発を行い、再生可能エネルギーにシフトすべきだ」といったことをドイツの方から言われました。全くその通りです。しかし現実は真逆です。日本が原発にこだわり、再エネ普及が遅れています。安倍さん、菅さん、岸田さん、いずれのトップにも、エネルギーや地球環境に対する大局観がありません。日本は深刻な状況です。

2 )岸田総理は何をしたいのか
昨年10月4日、岸田内閣が発足しました。岸田総理は第100代の節目となる総理です。
この1年あまりの岸田総理を見て、一体、岸田さんは何をしたいのか全く見えません。国民生活を、日本をどのようにしたいのか分からないのです。確かに閣僚の不祥事が頻発し、内閣の切り盛りが大変なことは分かります。しかしそんなこととは別に、岸田総理が描く日本、国民のあり方、それが全く見えません。リーダーシップ、力強さ、理念、こんなことが一切感じられません。安全運転に徹しているのか、多くの意見に配慮しているのか、真意は分かりませんが、ただただ無題に時間を過ごしているように思われます。迫力や危機感が欠如しています。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.11.17===
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