徒然日記

21年9月28日 その5149『逢坂誠二の徒然日記』(6846)

函館の夜明け前の気温は17度です。

今日は午前4時に目が覚めて、ゴソゴソと活動を開始しております。

今日は、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」、しかも大安です。

一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意味で、
何事を始めるにも良い日とされています。

1)白鵬

横綱の白鵬が引退のニュースが流れました。

巨人、大鵬、卵焼きなどと言われていた頃に
子供時代を過ごした私にとって、
大横綱と言えばやはり大鵬でした。

白鵬が大鵬の優勝32回に並び、
さらにそれを上回ったときは、少々残念に思ったものです。

しかし今、白鵬は、優勝45回、横綱在位84場所、
通算1187勝、幕内1093勝など数々の最多記録を打ち立てた大横綱です。

実は今年の5月場所まで、勝率は大鵬が白鵬を上回っていました。

ところが7 月の名古屋場所千秋楽で白鵬が勝ったことで、
勝率も0.8278となり、大鵬の0.8273を抜き、
最後の最後に、勝率もトップとなりました。

土俵上でのガッツポーズなど、
日本人の心的傾向とは若干違う部分もありますが、
とにかく凄いのは、紛れもない事実です。

今後は親方として若い力士の指導にあたるとのことですが、
御自身をこえるような強い力士を育てて頂きたいと思います。

この間のご苦労と活躍に心からの賛辞を送ります。

2)神は細部に宿る

日本の土木工事や建築の技術は世界のトップレベルだと、
ずっと思っていたのですが、そのことに確信が持てなくなっています。

最近、特に気になるのは舗装道路の仕上がり状況です。

新規に開通したり、新たに舗装した道路の仕上がり面が、
必ずしも平坦ではなく、波を打っている箇所を多く見かけます。

またアスファルト合材を
アスファルトフィニッシャという機械で敷き均しますが、
この敷き均しの継ぎ目がスムーズに繋がらず、
時に小さな溝が見られます。

いずれも細かい部分ですが、
以前、公共工事の検査(検定)を行っていた感覚から判断すると、
工事の仕上がりが雑に見えるのです。

数年前にドイツを訪問した際に、改めて舗装面を見たのですが、
平坦性も繋ぎ目も日本の仕上げとは随分と違って見えました。

ドイツと比較して見ると、日本の舗装の仕上がりの質の低下は、
私の気のせいではないようです。

実は数年前から、羽田空港の滑走路にも異変を感じています。

離陸の際、飛行機が大きくバウンドする箇所があります。

搭乗しているので滑走路がどのような状態になっているのかを目視できませんが、
多分、波打っているのではないかと想像しています。

舗装の仕上がりに関する私の感じ方は小さなことかもしれませんが、
神は細部に宿ると言います。

日本社会の変化の一つの現れだと私には思われます。

日本社会の点検が必要です。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.9.28===

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