徒然日記
21年1月18日 その4896『逢坂誠二 の徒然日記』(6593)
昨年12月4日に事実上、臨時国会が閉幕し、
やっと今日18日から通常国会が始まります。
コロナ対策を始めとして、
議論すべきことは山積しております。
本来、年末ギリギリまで、そして年始早々、
国会議論を続けるべきだったのです。
そうすれば特措法などの議論も深まったはずです。
議論したくない、
説明したくない、
質問されたくない、
この菅総理の基本姿勢を正さねば、
キチンとした政策や対策が実現できません。
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15日で受付が終了する予定だった
持続化給付金と家賃支援給付金の申請期限が、
15日になって突然ひと月延長されました。
2度目の申請を受けるという話ではなく、
制度の内容は変わらず、
単に受付期間が長くなっただけです。
もちろんこれで多少は助かる方もいると思いますが、
事業者の皆さんが置かれている状況を思うと、
ほんの僅かな配慮に過ぎません。
本来は受付期間の延長ではなく、追加給付や
事業規模に応じた新たな支援制度が必要なのです。
昨年11月25日、
財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が、
持続化給付金や家賃支援について
予定通りの終了を求める建議を提出しています。
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こうした政府の一時的かつ非常時の支援を継続し、
常態化させれば、政府の支援への依存を招き、
産業構造の変革や新陳代謝の遅れ、
モラルハザードを通じて今後の成長の足かせとなりかねない
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耳を疑う酷い建議です。
全国の事業者の皆さんが置かれている現状を思うと、
あまりにも心ない、冷酷ともいえる言葉の羅列です。
依存を招く、
産業構造の変革、
新陳代謝の遅れ、
モラルハザード、
成長の足かせ。
外出自粛の中で時短を強いられる
飲食店の皆さんの現状を思うと
こんな言葉を並べ立てる精神構造が理解できません。
私たちは繰り返し、事業者への支援を求めています。
この建議は、それに真っ向から反します。
あくまでもこれは諮問機関の建議ですが、
菅総理はこれを受け止めるのでしょうか。
だとすれば菅総理には人の心はない、
そう思わざるを得ません。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.1.18===