徒然日記
19年5月16日 その4283『逢坂誠二 の徒然日記』(5980)
都内の朝、多少雲が広がっているが、
雨の見込みはない。
夜明け前の気温は15度だ。
1)日米地位協定
米国の制限下にある日本 真の独立国ではない
| 逢坂誠二の「耕雲種月」 | 逢坂誠二 | 毎日新聞「政治プレミア」
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20190318/pol/00m/010/001000c
上記は、日米地位協定のもとで、
日本が独立国として
主権が完全に行使できない状態に言及したものだ。
これに対して、地位協定は日本だけじゃなく
各国が締結しているとの指摘もある。
確かにその通りだ。
日米地位協定を考える上で、
他国が米国とどのような
地位協定を結んでいるかを知ることは極めて重要だ。
というより日米地位協定の
あり方を議論するためには、
他国と米国との地位協定の内容を
知ることは必須の前提条件だろう。
しかし日本以外の他国が、
米国とどのような地位協定を締結しているのか、
その実態は必ずしも明らかではない。
外務省に問い合わせても、
これまでの私の経験からすれば、
あまり積極的に他国の地位協定の内容に
言及しようとはしない。
逆に、他国の地位協定の内容が
明らかになることを恐れている節も垣間見える。
私も最近知ったのだが、
沖縄県の「地位協定ポータルサイト」が
大いに参考になる。
たくさんの情報が掲載されており、
私も十分に内容を把握してはいないが、
興味のある皆さんは、ご覧頂きたいと思う。
https://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/sofa/index.html
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沖縄県の資料によれば、
簡単に次のように整理できる。
#国内法の適用
日本:原則不適用
ドイツ:原則適用
イタリア:原則適用
#基地の管理権、立入り権について
日本:立入り権明記なし
ドイツ:立入り権明記、立入りパス支給
イタリア:基地はイタリア司令部の下、伊司令官常駐
#訓練・演習への関与
日本:規制できず
ドイツ:ドイツ側の承認が必要
イタリア:イタリア側の承認が必要
#航空機事故への関与
日本:捜索等を行う権利を行使しない
ドイツ:ドイツ側が現場を規制、調査に主体的に関与
イタリア:イタリア検察が証拠品を押収
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同じ敗戦国であっても、
ドイツ、イタリアとは、
これほど扱いが違っている。
言葉は「地位協定」と同じであっても、
内容には雲泥の差がある。
これが現実なのだ。
さあ今日もブレずに曲げずに、
確実に前進します。
==2019.5.16==
本会議で総理がいかにもやる気なさそうに、ボソボソと代表質問に答える様子を見ました。あの方はホントに、国会で野党に答えるのが、お嫌いですね。
日米地位協定について、「ドイツやイタリアは相互防衛義務があり、日米には安保条約がある」だから、仕方ないんだ、というような総理の答弁がありました。
うーん、これは9条があってアメリカを守れないからしょうがないんだ、独伊とは状況が違うんだ、ということでしょうか。