徒然日記

6月21日 その3589『逢坂誠二の徒然日記』(5286)

今日は夏至だ。

夏至の朝は晴れ、
そんなイメージがあるが、
今日の都内は雲が多い。

日中の気温も23度程度。

今日は国会での用務を終えたら帰函する。

1)加計学園疑惑

安倍総理の腹心の友が理事長を務める加計学園の
獣医学部新設を巡り、松野文科大臣は20日、
萩生田官房副長官が昨年10月、文科省幹部に

「総理は『平成30(2018)年4月開学』
とおしりを切っていた。今年(16年)11月には
方針を決めたいとのことだった」

などと早期開学を迫ったことを記した文書を公表。

文書には加計学園の名称が具体的に含まれ、
政府の国家戦略特区諮問会議が
学部新設を認める以前から事業者として
加計学園を前提とした内容も記載されている。

この文書は、一昨日のNHKの番組で、
複数の文科省職員がその存在を認めていた。

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NHKはなぜ、この文書をニュースではなく、
クローズアップ現代という
番組で公表したのだろうか。

本来はニュースで流すべき番組だと思う。

しかも番組を主導したのは、
政治部ではなく社会部だった印象を受ける。

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この文書について、 文科省は

「職員の個人的な備忘録で
不正確な内容が含まれている。
本来、共有すべきものでない」

として行政文書ではないと主張したようだ。

公文書管理法で行政文書は、

「職員が職務上作成し、
組織的に用いるため行政機関が保管しているもの」と定義。

しかしこの文書は専門教育課の共有フォルダーに存在、
3つの部署の少なくとも6人の職員にメールで送られ共有。

これは明らかに行政文書だ。

しかし今回の問題は、
この文書が行政文書であるか否かではないし、
さらに記載されている内容が
一字一句正しいかどうかでもない。

あの文書に書かれている内容のような雰囲気を、
様々な打ち合わせ等の中で文科省が
圧力として感じていたかどうかだろう。

もっと具体的に言えば、
様々な場面で、加計学園に絞り込むという
総理の圧力を感んじていたかどうかだろう。

これまでのヒアリング等から判断すれば、
そうした圧力があったのは
事実のようにも思われる。

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萩生田副長官は、20日、この文書に関し、

「非常に理解に苦しむとともに強い憤りを感じている。
首相から具体的な指示があったとは聞いていないし、
私も文科省に指示していない」

と文書内容を全否定した。

しかし文科省があえて嘘のメモを
作成するのだろうか。

こうした疑問に応えるためには、

総理、萩生田副長官、前川前次官、高等教育局長など、
関係者が出席して、予算委員会を開くしかない。

予算委員会を開かないなら、
国会議員四分の一の請求で
臨時国会の開催を要求すべきだ。

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この問題に限らず、
安倍内閣の政権運営全体に
大きな軋みが生じている。

さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.6.21 ==

  
  

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