徒然日記
5月28日 その3565『逢坂誠二の徒然日記』(5262)
夜明け前の函館市内は白く霧に包まれている。
その上、雨が降っている。
昨日も、日中は雨。
そのため予定した街宣活動の全てが中止となった。
何とも残念な雨だ。
今日の日中は雲が多いが何とか雨が止みそうだ。
今朝は、朝5時からの朝起会に出席する。
1)後援会
昨日、私の後援会総会を開催して頂いた。
多くの皆さんに参加頂き、 本当に有り難く思う。
こうした皆さんの熱い思いがなければ、
私は活動をすることができない。
改めて皆さんに感謝している。
昨日は、限られた時間だったが、
参加された皆さんと、
色々な話をさせて頂いた。
そうした貴重なご意見を踏まえて、
今日からも確実な活動をしなければならない。
改めて皆さんの応援に感謝している。
2)愛国心
前回の選挙の折に、
縁があって私の応援のマイクを握ってくれた、
一水会の元最高顧問だった
鈴木邦男さんのインタビューが、
週刊女性6月6日号に載っている。
鈴木さんは、いわゆる右翼と称される方だが、
私の思いと一致する考えが多い。
興味深い内容なので、全文を紹介したい。
==以下、引用==
政治団体『一水会』の元最高顧問である鈴木邦男さんは不思議な存在だ。愛国者を自認するのに「憲法は変えないほうがいい」と言って右翼から怒られ、「愛国心はあやしい」とまで言う。森友学園問題をきっかけに最近、クローズアップされている「愛国と教育」について、鈴木さんに聞いてみた。
「一水会」元最高顧問・鈴木邦男さん
国家が強くなるほどひとりひとりは弱くなる
50年ぐらい、愛国心に基づいた運動をやってきましたが、いいこともあったし素晴らしい人もいた。しかし同時に、でたらめなことをするのに愛国心に逃げ込んで、利用している人が残念ながらいるんですよ。
例えば愛妻家とか、愛犬家だというのはわかる。犬も奥さんも実際にいる。でも愛国心ってわからない。国が証明してくれるわけではないですから。「俺は愛国者だ」と言う人にはいい加減だなと思う人たちが多かったし、森友学園問題を見ていてもそう思う。
僕は純粋な意味での愛国心は必要だと思うんです。例えば、謙虚な民族だったことが素晴らしいとか、日本の日記文学は素晴らしいとか。でも、それは心の中で思っていればいい。
ところが、愛国者の俺とあいつは違うとか、愛国者だから韓国は許せないと言って、よそに憎しみを向けて自分が愛国者であることを証明しようとしているのが、いまの愛国心。愛国者なのに、愛がないんです。
近隣諸国と仲よくする。少なくとも戦争はしないという合意を取りつける。それがいちばんの安全保障。なのに、韓国、中国に負けるな、やっつけろ。軍備を強固にしろ、核を持てなんていう人もいます。国家が強くなったら自分まで強くなれたような錯覚を持つ。反対ですよ。国家が強く大きくなるほど、反対にひとりひとりは弱くなる。
強い日本、強い憲法を作ろう、軍備を増強しろという男性は、自分たちのテリトリーに踏み込まれるのが怖い。女性に対してもそうです。企業でも政治の世界でも女性がどんどん強くなって、活躍するのを恐れている。昔は親父がしっかりしていて、お母さんはおおらかに支えて、子どもはお父さんの言うことをよく聞いた、それこそが日本の家庭だと言う。復活せよと訴える。女性天皇反対も同じ構図でしょう。右傾化って、要は男性化なんです。
==以上、引用終了==
真の愛国者は、
自分を愛国者などと誇らないだろう。
真の愛国者は、
他国を貶めるようなことで、
自国の存在を誇ったりはしないだろう。
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「愛国心はならず者の最後の逃げ場」
これは以前も紹介したいことがあるが、
18世紀のイギリスの文学者である
サミュエル・ジョンソンの言葉だ。
シェイクスピアの研究で有名な人だ。
原文は、
Patriotism is the last refuge of a scoundrel.
原文を
「愛国心は政治家の最後の口実」
と意訳する人もいるが、
こう訳すと意味が分かりやすい。
政治家が、愛国心を強調するときは、
何か裏があると思った方が良い。
愛国心はガラス細工のようなもので、
手荒に扱うとすぐ壊れて、
多くの人を傷つけてしまう。
愛国心というものを大きく振りかざすと、
粉々に砕け散ったガラス片が、
多くの人に刺さってしまう。
当然、自分にも刺さる。
愛国心は大切なものだが、
落ち着いて大切にしておくべきものだと思う。
今日の月齢は2.3。
細い月が西の空に見えるはずだが、
今年、最も北寄りの空に月が登る。
そんなことを気にして、
月を愛でる人はいないと思うが、
今夕は、どこでこの月を
見ることができるだろうか。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.5.28 ==