徒然日記

4月22日 その3529『逢坂誠二の徒然日記』(5226 )

昨日は、午後5時過ぎまで、
法務委員会に出席し、その後、記者会見。

さらに国対委員長らと打ち合わせ、
そして取材などを受ける。

昼食をとる隙間もなく走り回ったため、
東京駅で、ざる蕎麦をビールで流し込んで、
東京駅発最終の新幹線に飛び乗った。

帰宅したのは深夜零時過ぎ。

こんな生活では体をこわすと忠告をうけるが、
とにかく国会活動と地元活動に全力投球の日々だ。

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今朝の函館は、空全体に雲が広がっているが、
今は雨が降る見込みはなさそうだが、
午後には雨になる可能性が高まるようだ。

朝の気温は6度。

日中は9度程度の見込みだ。

1)強行採決と質問封じ

国会に来て、審議上のことで
こんなだまし討ちにあったのは初めてだ。

本来、答弁者は質疑者が指名する。

しかし19日、自公与党は、
合意がないままに、一方的に答弁者を決めた。

こんなことは過去に例のない許し難いことだ。

ところが昨日また、一方的に答弁者を決めた。

しかも昨日分の答弁者だけではなく、
共謀罪法案審議中のすべての期間に渡って、
法務省刑事局長が出席できることになった。

どんな強行採決であっても、
採決される内容は、予め伝えられている。

しかし今回は全く違う。

共謀罪法案審査中の全ての期間に渡って
質疑者の意向に関わりなく
刑事局長の出席が可能となる採決だったとは、
多くの人は知らなかったのではないか。

採決の内容も知らせない強行採決。

こんなだまし討ちは、
国会に来て以降、経験がない。

そこまでして答弁のできない
金田大臣隠しをしたいのか。

与党の皆さんは、与野党の信頼とか、
充実した審議とか言っているが、
単に数の力で法案を通過させたい、
その一心なのだろう。

信頼などは、一切、消え去ってしまった。

今回の共謀罪法案で、
刑法に新たな犯罪類型が追加となり、
さらにその数が一気に
300以上も増えることになる。

今回の罪は、実際に犯罪を犯す前に罰するものだ。

これは、実際に罪を犯さなければ罰しないという
刑法の原則を大転換するものだ。

それにも関わらず、
十分な審議もせずに成立だけを画策する与党の皆さんは、
三権分立も理解しない、
政府の言いなりになる単なる政権の犬にしか見えない。

2)一般の人も捜査対象

昨日の法務員会で、
森山副大臣がやっと正直なことを答弁した。

限定的だが、一般の人も共謀罪捜査の対象になる。

これを答弁した意味は大きい。

この一月以降、安部総理も官房長官も金田大臣も、
共謀罪は一般の方は対象にならないと強弁していた。

しかし、一般の人も捜査に対象になることを、
やっと正直に認めたのだ。

委員会室でも、それは当然だろうとの野次が飛んでいた。

これは自明のことなのだが、
政府はこれまで終始一貫して
それを認めようとしなかった。

それはなぜか。

共謀罪は一般の方と関係がないような
答弁をしていたからだ。

しかし昨日、私の質疑の中で、
犯罪と捜査の関係が多少理解できる人なら、
その現実を認めざるを得ない状況となり、
井野政務官も森山副大臣も言葉は違うが、
一般の人が捜査対象になることを、
やっと認めることになった。

一方、相変わらず、感度の悪い金田大臣は、
官僚の書いた紙を棒読みし、
一般の方は対象にならないと繰り返した。

大臣と副大臣が違う答弁をして、齟齬を来した状態だ。

また森山副大臣は、限定的と前置きしたが、
どの程度、限定的なのか、
これらを次回の委員会で詰めたいと思う。

睡眠時間が少なくちょっと辛いが、
さあ今日も、確実に前進します。

==  2017.4.22  ==

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 法務委員会をみて、ただ事ではない恐ろしい事態になっていると とても不安です。
    とても消化できません。
    安保法案から いつも消えないおもいがあります。
    それは
    「こんな世の中とわかっていたら、子供を生まなかった。
    空気も土も水も汚れ、心の中まで支配されるのなら
    ひとりで生きることを選んでいたのに」
    です。
    子供達のこれからが不安です。
    安心な世の中を確認して親としての仕事を終えたいです。
    今の状況は 本当のところどの位危ういのですか。
    私たちは政府にどんな事でどれ位騙されているのですか。
    教科書に載っている様なあの戦争この戦争、本当はどうだったのですか。
    放射能は消えるのですか。
    国会で起きている数々の暴挙、一般の会社ならどんな出来事に値するのですか。
    法律を作る側が 嘘をついてなぜ逮捕されないのですか。
    これから先の生活は、道端に死人が横たわっている様な有様になるのですか。
    …こんな風に 一般人の両目が開いた時、少しずつでも良い方向にいくのでしょうね。
    一番 私達庶民の感覚に近い逢坂議員の視点や迫力は 心強いです。

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