徒然日記
3月9日 その3485『逢坂誠二の徒然日記』(5182)
夜明け前の都内、気温は2度程度だ。
空に雲は無いが、冷たい空気に満ちている。
1)共謀罪
昨日の法務委員会で、
金田大臣に対し、 共謀罪について質問した。
委員会終了後、私、山尾、井出の三名が、
国会内で記者会見を行なった。
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本来目指している法案の中身と、
国民に振りまいているイメージが大きく乖離している
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この法案がなければ
東京オリンピックを開催できないかのような
物言いをしているのは誤った印象操作
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政府は一方的に都合のいい説明はするものの、
野党の質問には「成案ができていない」ことを
理由に答弁を避けており、
「フェアな状況ではない」
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報道にあるように、当初与党に示された案に
「テロ」という文言がなく、
今後閣議決定されるものに加わることがあれば、
「テロ対策というお題目は何だったのか」
というのが素朴な疑問
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金田大臣に大臣が、
「予備行為の場合は客観的に
相当な危険が必要なので予備では足りない」
「客観的に相当な危険は必ずしも必要とされない」
と答弁したことは、
処罰法規の原則を根底から覆すような、
びっくりするような答弁であり、
客観的に相当な危険がないのに人を逮捕し、
刑務所に入れるということ
・
金田大臣は、昨日、今日の質疑で
そもそも質問に答えることができず、
引き続き辞職を求めていく考えは変わらない
・
自民党の法務部会で
「条文の処罰の対象に『テロリズム集団』
という文言を加えたうえで了承した」ということに関し、
言葉を付け加えたからといって
法律の構成が抜本的に変わっているものではないと思う。
単にテロという言葉をつけて
法案の中身を粉飾するような法案を
了承したのではないかという印象
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テロ対策の必要性は民進党も強く主張し、
協力する考えだが、
今回の法案はそもそもテロ対策は詭弁
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(政府が締結のためには「テロ等準備罪」の新設が必要だとする)
TOC条約はお金儲けのための組織犯罪を処罰することが目的で、
テロ対策はそもそもの目的ではまったくない
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今回の審議で共謀罪を必要とする
テロ対策としての立法事実は今のところ1つもない
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記者会見では、以上のようなことを話している。
共謀罪は、
日本の刑法の考え方を大転換するものであり、
マスコミの関心も高い。
一方、国民の皆さんには、分かり難い内容でもある。
今日も、共謀罪に関する会合があるが、
少しでも分かり易く発信したいと思う。
今日は、原発ゼロの会世話人会のため、
いつもよりもさらに早く国会に向かう。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.3.9 ==
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連日、お疲れ様です。
「アベ本丸」落城を防ぐために、周りがアタヘタとしています。そして、「籠」にすべての罪科を乗せて、自分たちは逃げ道に必死。
次は「カケ」ですね。これで致命傷。どうぞお体に気をつけて皆様と共に頑張ってください。
共謀罪は深刻な問題だけれど、アッキード事件に類するキーワードの無さ、キャッチーさが無いのがイマイチな原因な気がします。もちろん、無理に作るとそれはそれで不味いですが、どう表現するかという部分で攻めないと伝わらないですし関心を引きません。世相にまつわる表現の上手い人が共謀罪についてどうリアクションしているのか注目する必要があると思います。
ニュースの受け手側の環境がタコツボと化して、狭い環境の中の情報しか受け取らないということも普通になっている時代に、それをブレイクスルーするのは簡単なことではないですが頑張って欲しいです。