徒然日記
2月5日 その3453『逢坂誠二の徒然日記』(5150)
函館の朝は、スッキリと晴れている。
気温は氷点下6度。
北海道の二月らしい朝だ。
昨日も朝から晩まで、市内を走り回った。
今日は13時から
ホテル函館ロイヤルで
私の新春の集いを開催する。
多くの皆さんにお越し頂きたい。
1)日本の報道は大丈夫か
アメリカのマティス国防長官の来日に対する
政府の厚遇ぶりと、その報道に驚く。
今回の来日に、多くの国民さんは、
どんな印象を持っただろうか。
沖縄・尖閣諸島について、
安保条約第5条の適用対象であることを確認
これが最大の成果だと感じている方は多いだろう。
さらに、強固な日米同盟を確認した。
こんな印象を持った方も多いだろう。
しかしこれは、
今回の大きなニュースなのだろうか。
安保条約5条には次の規定がある。
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各締約国は、日本国の施政下で
武力攻撃があった時、
自国憲法に従って行動する
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日本は米軍に対する
多額の駐留経費を負担しているのだし、
安保条約もあり、
ある種当然のことを確認したのみだ。
今回の多くの報道は、
従来の路線を再確認したことを
大々的に報道している。
何か核心を外している。
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まず国民が違和感を感ずるべきことは何か。
マティス国防長官が
専用機で米軍横田基地に到着したことだ。
日本は、独自の主権を有する独立国だ。
その独立国に、他国の防衛長官が、
なんの制約もなしに、
入国できることは、
おかしいことなのだ。
しかも、あの政府専用機の管制は、
米軍が行なっている。
日本は自国の領空に、
独自の制空権を持っていない。
この異常さを大手メディアは
報じようとはしない。
今回、私が注目したのは、
稲田大臣の次の発言だ。
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日本は、防衛力を質も量もしっかり強化し、
みずからが果たしうる役割の拡大を
はかっていく方針を伝えた
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これは極めて重要な発言だ。
防衛費を増やすということに直結する発言だし、
日本の軍事的役割を強化する意味だ。
従来路線をどのように変化させせるのか、
ここに大きな疑問が生ずる。
このことを国会議論も十分にせず
アメリカに伝えたことは、
今後の大きな論点になる。
マスコミはこうしたことを
報じなければならない。
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さらに稲田大臣は、
普天間基地の辺野古への移設が
基地の危険性を除去するための
唯一の解決策であることを
マティス長官と確認している。
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これも重要なポイントだ。
さらに、
在日米軍の駐留負担は、全く議論がなかった。
双方の合意に基づき、適切に負担している、
とも稲田大臣は発言している。
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様々な課題が指摘されている、
在日米軍の存在とその経費負担、
それらに何の問題もないこと確認した。
これも重要なポイントだろう。
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今回のマティス国防長官の来日で、
日米は従来路線を踏襲することを確認した上で、
日本が防衛の質と量を拡大し、
さらに日本の役割も拡大することを宣言した、
ここが重要なことなのだと思う。
こんな視点での報道は少ない。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.2.5 ==
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