徒然日記

1月5日 その3422『逢坂誠二の徒然日記』(5119)

昨日も終日、新年の挨拶回りに歩いた。

しかしまだ営業を開始していない事業所もあり、
ちょっと非効率な活動となってしまった。

こんな日もあるが、多少の非効率は仕方がない。

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今日は、小寒だ。

寒気が強くなる、寒の入りだ。

しかし函館の私の自宅周辺は、
雪もなく、実に穏やかな天候だ。

朝の気温は、氷点下3度。

昨夜も、農家の皆さんと懇談したが、
しっぺ返しが心配との声が相次いだ。

1)経済成長

2008年のことだった思う。

予算委員会で何を議論すべきかの打ち合わせ会議で、
経済成長に依拠しない社会のあり方を
議論すべきとの発言をした。

ところが誰もそのことに関心を示さず、
お蔵入りどころか、何の相手にもされなかった。

説明や説得をしても、
それを議論する芽すらない印象を受け、
何とも残念な思いをした。

あれから10年近くが経過した。

最近、一部のマスコミなどで、
経済成長一辺倒の社会のあり方に疑問を呈する論調が、
ちょっと見えるようになっている。

経済成長なるものが、私たち人類の中で、
重視されるようになったのは、
たかだかここ200年程度のことだ。

それ以前は、そんな概念はなかった。

現在、私たちは経済成長が
全ての原動力であるかのように考えているが、
果たしてそれは正しいのかだろうか。

多くの方々が、
真に幸せに暮らすためには何が必要なのか。

私たちは、虚心坦懐に、
私たちの社会や世界のあり方を
考えてみる必要がある。

2)地方創生

安倍政権の地方創生の失速感が否めない。

政府主導の鳴り物入りでスタートした地方創生だ。

私は、
短期間で成果を求めすぎること、
成果指標などが地域の実態に合致しないこと、
予算の消化合戦になることなど、
いくつかの問題点を指摘していた。

この事業が始まる前から
予め準備の整っていた自治体にとっては
好都合な部分もあっただろうが、
大部分の自治体にとっては、
多分、使い勝手の悪いものになったものと思う。

地域づくりは、結局は急がば回れなのだ。

第二次安倍政権が誕生し、5年目に入ったが、
最初から長い目線で取り組んでいれば、
現状はもっと違ったものになったと思うが、
何とも残念なことだ。

そして政府は今度、
「ふるさとづくり」のために
専門家を派遣するという。

地方創生、ふるさとづくり等、
中央政府は、自分たちに都合の良い言葉遊びをしている。

全国の自治体に必要なのは、
こうした国の政策に翻弄されない、
地に足のついた取り組みだ。

中央政府は、地方の自主的な取り組みを
助長するための総合的で
穏やかな支援に心がけるべきだ。

安倍政権には、
この機微が理解できていない印象を受ける。

今日も挨拶に、歩く、歩く。

さあ今日も、確実に前進します。
==  2017.1.5. ==

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