徒然日記
9月2日 その3297『逢坂誠二の徒然日記』(4994)
函館は、雲の少ない朝を迎えた。
日の出の場所が、夏至の頃に比べると
随分と南側に移動した。
当然、日没の場所も南側に移動しているが、
冬至に向い、徐々に日が短くなる。
1)台風被害
昨日は、朝から笹田浩道議とともに、
台風被害調査のため管内を歩き回った。
被害の範囲は広範に渡っている。
ホタテ養殖施設、定置網、陸上水産施設、船舶、
漁港施設、船揚場、護岸、長ネギ、デントコーン、
スイートコーン、ニラ、カボチャなどの農産物、
ビニールハウス等の農業施設、
立木の倒伏、林道通行不能箇所、道道崩落通行止め、
農林水産関係の被害に加え、住宅や倉庫などへの影響も多い。
停電による断水で飲料水が確保できない、
水洗便所が利用できない地域も多い。
ミルカーが使えないため、搾乳できず、
乳牛の乳房炎も懸念される。
テレビなどで報道されない、深刻な被害が多くの、
実態把握をしっかり行って、確実な対応となるよう、
関係機関と調整に入っている。
また被害の実態については、
台風通過直後は分かり難いものも多いため、
ある程度時間が経過したのちに
再度聞き取りすることも必要だ。
渡島桧山管内では、今朝の時点でも
まだ300戸以上で停電となっている。
JRも新函館北斗間は、今日も終日運休する見込みだ。
旅客はもとより、
日本の物流の大動脈となるこの区間の貨物も、
当然、運休となっている。
二日間、完全に列車が運行しない線路は、
すでに赤く錆び付いている。
今日も、笹田道議とともに、管内の被害調査を継続する。
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昨日は、防災の日だった。
各地で、防災の訓練が行われたが、
深刻な台風被害のかたわらで訓練報道を見ると
なんとも非現実的な対応に感じられる違和感を覚えた。
さあ今日も、確実に前進します。
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