徒然日記
7月14日 その3247『逢坂誠二の徒然日記』(4944)
昨朝は、全く目を覚ますことができなかった。
自分の心の中では、仕事をしているはずだったが、
現実には、夢を見ていた。
夢を現実と勘違いして、仕事をしている気になっていた。
当然目覚めたとの感覚だったのだが、
現実には眠りの中。
予定の時刻に起床できないという不覚となった。
1)経済対策
安倍総理は、経済対策を講ずるよう指示した。
公共投資を中心に10兆円規模だという。
これは何を意味するのか。
安倍政権3年半の経済対策の
失速を意味すると言わざるをえない。
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日本国債を日銀が購入すること、
マイナス金利を実施すること。
この二つによって、金融緩和を行い、
市中に資金を流入させた。
本来は、その資金で投資が行われるはずだったが、
期待ほどに投資は行われない。
国民の皆さんが積み立てた年金資金で
株を購入するなどによって、
株価を吊り上げた。
確かにそれによって、一部企業は収益を上げた。
しかし最近は、それにも関わらず株価が下落傾向だ。
こうなってしまうと、投資した国民の年金資金を
株式市場から引き上げることはできない。
年金原資での株買いを止めると、
さらに株価が下落する悪循環に陥る可能性があるからだ。
雇用が改善されたと総理は言うが、
それは国民にとって望ましい雇用の形なのか。
非正規雇用が増え、国民にとっては
不安定性が増したのではないか。
実質賃金の下落は周知の事実だ。
安倍政権の経済対策が政策は、
手荒な手法による対症療法に思われる。
一見、様々な数値が改善したように見えたが、
本質的で底堅い経済状態になっていない。
一次産業、再生可能エネルギー、
地域内の経済資源の循環などに
もっと目を向けるべきだ。
多くの国民が、それぞれの地域資源を利活用した
実感のある経済政策を講ずるべきだ。
この効果を感ずるためには、少し時間を要する。
効果発現までの間をどう凌ぐのか、
ここに緊急的にお金を使う必要がある。
経済政策は、社会のあり方に対する
中長期的な視点を持ちつつ行わなければならないが、
安倍政権の経済政策は、それが欠落し、対症療法的側面が強い。
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日本経済は、先進国の中では、外需依存比率が低い。
また内需のうち60%が個人消費だ。
日本経済を元気にするためには、この点を十分に踏まえる必要がある。
輸出産業の育成は必ずしも否定しない。
しかし力点は、中小企業や内需刺激に力点を置く必要がある。
地域資源を利活用したエネルギー産出構造を作り出すことも重要だ。
これらに力点を置いた、経済対策を行う必要がある。
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公共投資は、私たちの社会に必要なものだ。
しかも計上予算は、即、GDPに寄与する。
しかし闇雲に投資すれば良いというものではない。
あるべき社会の姿を慎重に考えつつ、
丁寧で確実な投資をすべきだ。
経済対策や儲けなど、目先の利益に目を奪われすぎると、
社会の姿が歪になってしまう。
公共投資は、必要なものであるが、
どんな公共投資を、どの程度の規模で、どんな方法で実施するのかなど、
これらを慎重に、つまり周到な計画に基づいて投資する必要がある。
そうしなければ地域社会を壊す可能性がある。
安倍政権のこの間の公共投資は、
計画性に乏しい印象だ。
公共投資は、大事だが、もっと見通しを明らかする必要がある。
それと一見非効率に見えるが、
地域の中小企業も請け負える受発注体制を作らねばならない。
大規模発注による下請け、孫請け、ひ孫受け構造なら、
本当の意味で地域にお金は回らない。
この点を改善するだけで、地域へのお金の回りは、
相当に改善されるだろう。
今日は、函館市が提訴した
大間原発裁判が東京地裁で行われる。
それを傍聴し、勉強会に出席後、
帰函し、地元活動に入る。
さあ今日も、確実に前進します。
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