徒然日記
5月16日 その2873 『逢坂誠二の徒然日記』(4517)
昨夜の都内は、ずっと暖かい雰囲気だった。
少しだけ窓を開けて寝ても大丈夫な気温だった。
今日は、朝のうちに帰函する。
1)責任感
昨日、安保法制法案が、国会に提出された。
この法案がが必要だと感じている方もいるだろう。
私のもとにもそうした意見が寄せられることもある。
(もちろん、圧倒的に反対意見が多いが。)
しかし、憲法も改正しないで、
この法案を提出することは許されない。
集団的自衛権は、現行憲法下では
行使できないとされてきたものだ。
だからどうしても今回の法案が
予定することをやりたいのなら、
キチンとした手続きを経て、
憲法の関連条項を改正する必要がある。
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この法案は、戦後日本のありようを大転換する内容だ。
特に平和主義が180度転換するといっても良い。
この法案の議論は、通常の法案とは全く違う。
今後の日本の歴史を塗り替える戦後の最重要法案と言える。
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昨日の衆院本会議でも、
この法案に対する質疑もあった。
しかし答弁する総理から、
そうした大転換、岐路に立っているとの
緊張感を感ずることはできない。
大局的に眺めて自分がどんな位置にいて、
どれほど重要なことに手を染めているのか、
その責任を取る重く感じている雰囲気はない。
自分のしたいことだけを、
異論には耳を傾けずに行っている、そんな感じだ。
異論を無視する鈍感力、
異論を排除するレッテル貼り能力は高いようだ。
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議場にいる多くの国会議員も、
自分たちが歴史の分岐点にいることを
認識しているとは思われない。
空席は多いし、私語も相変わらずだ。
特にこの法案を野党に先駆けて議論し
賛同している与党議員の皆さんには、
日本を変えてしまうことに対する
大きな自覚を強く持って頂きたいが、
その当事者意識も少ないようだ。
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本会議終了後、議員たちが議場を後にする。
その風景を見ていて、恐ろしくなった。
全くの日常の雰囲気だ。
長い本会議が終わったという、解放感に包まれて、
ゾロゾロと議場を出ていく。
それはいつもの風景だ。
戦後最も重要な法案の審議が始まった
との緊張感はない。
2)NHK
過日、民主党総務部門会議でNHKから、
クローズアップ現代の「やらせ」問題に関する
調査報告の説明を受けた。
説明によればNHKは、
いわゆる「やらせ」ではなかったとの認識だ。
しかし、普通の感覚から判断すれば、
どう考えても「やらせ」だろうと思う。
私も含め国民には、理解できない報告だ。
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加えて、驚くべきことが明らかになった。
今回のやらせ問題について、
総務大臣はNHKに対し、
「厳重注意」をすることを決めた。
理由は、放送法第4条第1項第3号
及び第5条規定への抵触だ。
ところがNHKは、2度に渡って、
この厳重注意文書の受け取りを拒否したのだ。
(NHKの言い分では、受け取り留保とのことだが…。)
厳重注意書の受け取りに関し、
注意を受けるものが、
それを拒否するのは、なんとも不可解だ。
通常こうしたことはあり得ないと
役所でも話している。
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さらに4月28日の経営委員会では、
籾井会長が、業務用ハイヤーの私的利用に関し、
何が悪いのか等と発言していたことも判明した。
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毎週のようにNHKに関し、変なことが頻発しているが、
公共放送を守らなければ、
最終的に不利益を受けるのは、国民だ。
なんとかしなければならない。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2015・5・16
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