徒然日記
3月26日 その2822 『逢坂誠二の徒然日記』(4466)
今日は、早朝のうちに帰函し、
昼の本会議に間に合うように再上京する。
そのためいつもよりも1時間早く、
朝の活動を開始している。
今朝も書きたいことは多いが、
午前5時前に移動開始のため、
映画『日本と原発』の一部紹介のみで終了する。
1)日本と原発 その15
映画『日本と原発』(河合弘之監督)から。
河合弘之監督は、
「原発を一般の科学・技術の
進歩論にあてはめてはいけない」と指摘している。
これは重要な指摘だ。
以下に、その説明の概要を引用する。
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原発推進の人達が言う、
原発擁護論の1つを説明します。
科学・技術の進歩の
一般論ということになります。
科学技術というのは、まず発明発見がある、
そしてそれが実用化される。
しかし、どこかで事故や失敗が起きる。
その原因を究明し検証する。
それに基づいて改善をして進歩していく。
その繰り返しで科学や技術が進歩してきた。
だから、たった1回の原発事故で
諦めちゃいけないということを言う。
でもそれは、科学技術進歩の一般論、
即ち航空機や自動車の場合などと
原発を混同する間違えた理論だと考えます。
====
原発の場合被害が無限定、
場所的にも、それから時間的にも無限定で、
そして不可逆、元に戻らない損害なんです。
それは、チェルノブイリだとか
福島原発の事故とかを見れば明らかなことです。
それは、種の死をもたらす危険があるんです。
種の死というのは、
人類全体を滅ぼすかもしれないということです。
それぐらい大きな被害になる恐れがあるんです。
他方、一般理論が当てはまる
航空機や自動車の場合は、どんなに被害が大きくても、
個の死にしかいきません。
飛行機事故で数百人死んだりすることがあります。
そのことは大変悲しいことですけども、
それが人類の真の危険を引き起こしたり、
国が滅亡する危険を引き起こしたりすることはないのです。
もう1つ、原発と航空機、自動車などが違うのは、
事故の原因究明ができないということです。
原発の場合、事故の原因究明が極めて困難で、
現場での検証がほとんどできません。
それは放射能のためです。
現に、福島原発でも、
現場検証は未だに行われていない。
検察庁も警察もそれができない。
そういう状況にある。
従って、本当の事故の詳細がわからない、
だから改善の方法も
わからないということになります。
そういう意味で、科学・技術進歩の一般論を、
原発に当てはめることが誤り、ということが、
お分かりいただけたのではないか。
== 以上、引用終了 ==
今日も、しっかりと前進します。
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2015・3・26
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