徒然日記
1月31日 その2768『逢坂誠二の徒然日記』(4412)
昨日、帰函の予定だったが、
昨夕、総務委員会、本会議が入り、
今日早朝に移動がずれこんだ。
1)地方創生
昨日の総務委員会で、
昨朝の日記に書いたようなことを質問した。
正直なところ、地方の元気づくりに関して、
あまり本当の認識がない…、そんな印象を受けている。
2)農協改革?
昨年5月、政府の規制改革会議が
次のような提言をした。
・
JA中央会の廃止
・
経済部門の全農の株式会社化
・
単位農協から金融部門を分離
・
農業委員会制度見直しで農地の流動化
・
これらを通じて、
農業に競争力を導入し成長産業化する
====
こんな提言だが、これに対し、
ジャーナリストの高野孟さんが、以前、何かの新聞で、
次のように述べていたのを読んだ。
・
この提言は農業の実情を知らない
素人の幼稚な机上の空論にすぎない
・
自然相手の農業は、
工業と違って合理的な経営計画など立たない
・
(例えば)天候の具合で、
キャベツが1割増産になっただけで
価格が3割も下落し
せっかくの作物を捨てるしかない非合理が平気で起きるのが農業。
それでも農家は耐えて耐えて不条理を生きる
・
株式会社は利益が出なければすぐに撤退する
・
改革されるべきは農水省の農政と
自民党と農協のもたれかかり
・
安倍(総理)が、農協法改正を強行しようとしているのは、
大企業のご機嫌取りだけでなく、
JAバンクの預金90兆円、農協関連総資産50兆円、
農業共済総資産300兆円を米金融会にプレゼントするため
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この高野さんの指摘を、
やはりよく考えてみる必要がある。
さらに高野さんは、
「農民自身の自治的な互助組織であるはずの協同組合が
逆に農民から搾り取る巨大コングロマリットに
成り上がっているのをどう改革するかは大きな課題」
とも指摘するがこれも重要な指摘だ。
いずれにしても安倍総理の農協改革は、
農業のための改革ではないことだけは確かだ。
今日は、今金から江差までを回る予定だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2015・1・31
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